「単位型投資信託」募集期間しか買えない投資信託

2023/04/05 19:00

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単位型投資信託とは、投資家が買い付けできる期間が募集期間内だけに限られている投 資信託で「ユニット型」とも呼ばれてい ます。募集期間が終わり投資信託の運用が始まってからは、買い付けできません 。 これに対して、募集期間が終わっても、いつでも自由に買ったり売ったりできる投資信託を「追加型投資信託(オープン型)」といいます

単位型投資信託とは、投資家が買い付けできる期間が募集期間内だけに限られている投 資信託で「ユニット型」とも呼ばれてい ます。募集期間が終わり投資信託の運用が始まってからは、買い付けできません 。

これに対して、募集期間が終わっても、いつでも自由に買ったり売ったりできる投資信託を「追加型投資信託(オープン型)」といいます。

「定時定型投資信託」と「スポット型投資信託」に分けられる

単位型投資信託には、「定時定型投資信託」と「スポット型投資信託」があります。

「定時定型投資信託」は、仕組みやコンセプトが同じ投資信託をシリーズ化して定期的に売り出すタイプですが、最近新たに設定されることとはないようです。

「スポット型投資信託」は、設定時の相場や経済状況に合わせたタイムリーな運用を行うタイプで、設定はシリーズではなく1回限りとなります 。

買い付けは、どちらのタイプも一口1万円が一般的で、募集期間内のみに限ります(手数料などは別にかかります)。

売却する場合は時価で、売却日(翌営業の場合も)の基準価額から信託財産留保額などのコストを引いた金額となります。ただし、売却日が決まっているものや換金ができない期間(クローズド期間)があるものが多いため、注意が必要です。

満期は各投資信託によって異なりますが、主に2年~5年で、追加型投資信託より短めです(ただし、繰り上げで満期になることもある)。

一定期間だけ運用したい人向き

投資家にとってのメリットは、運用期間を定めて投資を行えるため、資金計画が立てやすい点です。

運用する側のメリットには、運用資金額の増減を気にすることなく、安定的な運用ができる点が挙げられます。単位型投資信託は、運用期間中に新たに資金が入ってくることはなく、多くは売却に制限があるため、資金の流出が限られます。そのため、ファンドマネージャーは、投資先や投資金額などを大きく見直さずに計画的に投資できます。

デメリットは、投資家は基準価格が大きく下がっても自由に買い付けができないことです 。また、追加で買い付けができないため、解約が多くなると、運用資金不足で満期より前に繰り上げ償還となる可能性がある点です。 【お金の単語帳】