多くの自治体や行政で政策の原案を公表し、パブリックコメントを政策に反映させていきます。“パブコメ”とも約されるこの「パブリックコメント」は、日本語(漢字)ではどう書くのでしょうか。 集めた「もの」だけでなく「集める行為」を指すように パブリックコメントは英語で“public comment”と書きます。直訳すると、”公
多くの自治体や行政で政策の原案を公表し、パブリックコメントを政策に反映させていきます。“パブコメ”とも約されるこの「パブリックコメント」は、日本語(漢字)ではどう書くのでしょうか。
集めた「もの」だけでなく「集める行為」を指すように
パブリックコメントは英語で“public comment”と書きます。直訳すると、”公の声“ですが、今では、集めた意見だけでなく、集める手続そのもの、集めることを「パブリックコメント」と呼ぶようになりました。
国立国語研究所「外来語」委員会は、パブリックコメントを「意見公募」と言い換えることを提案しています。意味として「行政による施策を原案段階で公表し、市民一般から意見を募り、その上で意志決定を行う手続」と解説しています。
委員会は手引きの中で、「国ではこの手続きを1999年に閣議決定し、2005年改正の『行政手続法』に定めた。閣議決定では『意見提出手続』と呼ばれていたが、『行政手続法』には『意見公募手続』とされた」と解説しています。
パブリックコメントは「意見公募」
前出の委員会は、用例の中で「行政は積極的に意見交換会等を開催するほか、意見公募の実施等消費者や生産者等との日常的な対話の場の提供に努めることが必要である」という文を示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「メルカリ活用術」断捨離しておこづかいを!
・ANAとJALの株主優待を徹底比較!おすすめはどっち?(外部)
・絶対避けたい!「老後破産」特集
・積立NISAを始めるタイミングは2023年がベスト?(外部)
・人気シリーズ「銀行員が教える」