音楽家の坂本龍一さんが亡くなり、細野晴臣さんがInstagramで追悼の意を表していました。芸能人や有名人は、こうしたSNSでのコミュニケーションまで注目されるため、一般人とは事情が異なるでしょうが、家族を失った人への言葉で気を付けるべきことがあります。
意外にも「ご愁傷さまです」は使ってはダメ?
葬式などでよく使われる「ご愁傷様です」という言葉は注意が必要です。
「愁傷」とは心の傷を慰める言葉なので、大切な人を亡くした人へかけるものとしては正しいのですが、あくまで話し言葉であるので、手紙など文章で使うべきではないといえます。
メールや手紙では「お悔やみ申し上げます」のほうが無難でしょう。
不幸が続くことを連想させる言葉も使わない
「たびたび」「またまた」など同じ言葉を繰り返して使うものを「重ね言葉」といい、不幸が続くことを連想させるので、葬儀の場などでは避けるべき言葉です。
ほかにも「ますます」「重ね重ね」「いよいよ」「いろいろ」「次々」などがあります。
また、「再び」や「追って」「なお」といった次を思わせる言葉も、再び不幸が起こるのを連想させるので使ってはいけません。
「死」や「生きる」など生死に関係する言葉も避ける
直接的に生死を連想させる言葉も、葬儀の場にはふさわしくありません。たとえば、「死ぬ」「死去」「死亡」「急死」「生きる」「ご存命中」といった言葉です。
死亡は「永眠」、「急死」は「突然のこと」といったように言い換えるよいでしょう。
メールやLINEでお悔やみの言葉を伝えるのはアリ?
お悔やみの言葉をメールやLINEで伝える行為は、あくまで略式であることを念頭に置いた上で、相手との関係、親密度を考慮した上でなら問題ないでしょう。
その場合も忌み言葉は避けた上で、絵文字やスタンプを使わないようにしましょう。
丁寧に書かなければと思い、時候の挨拶などを添える必要もありません。相手に負担をかけないよう、短く簡潔な言葉で伝えるのが大切です。
文/編集・dメニューマネー編集部
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