ゴールドカードの中には、年間利用額が一定額以上で年会費無料になるものが増え、最近では1年に100万円使うと、その後の会費がかからないカードが人気です。“100万円修行”(一部50万円)と呼ばれて注目されていますが、これを効率的に達成するにはコツがあります。
年間利用額が一定以上で年会費が無料になるゴールドカードが増えている
空港ラウンジサービスを受けられるなどの特典があるゴールドカードのうち、「100万円修行」といって年間利用額が一定額以上になると年会費が永年無料になるものもあり、ゴールドカード保有ハードルが下がってきています。
例えば、Oliveフレキシブルペイ ゴールドカード(三井住友フィナンシャルグループ <8316> )では、年間100万円以上使うと、翌年以降の年会費5,500円が永年無料、1万ポイントも還元されます。
セゾンゴールドプレミアム(クレディセゾン <8253> )やJCBゴールドでも、「100万円修行」で2年目以降の年会費が無料になります。セゾンゴールドプレミアムでは100万円達成で1万円相当のポイントもプレゼントされます
“100万円修行”とは違うものの三菱UFJカード ゴールドプレステージでは、オンライン入会特典で初年度年会費無料、年間ショッピング利用額が100万円以上になれば年会費分(1万1000円)がポイントとして戻ってきます。
エポスゴールドカード(丸井グループ <8252> )では“50万円修行”で、翌年以降、年会費の5000円が永年無料です。
カード会社によって「一度達成すれば永年年会費を支払わなくていい」、「1年ごとに100万円修行が必要」と異なりますが、年会費なしにゴールドカードが持てるのは魅力です。
「100万円修行」の達成にならない支払いに注意する
年間利用額を一定額以上にするためにまずしたいことは、生活費をクレジットカード払いでまとめて、“100万円修行”の対象にならない項目を把握することです。
たとえば、オリーブでは、Amazonアカウントにチャージするギフトカードチャージ、d払いなど電子決済チャージ、税金払いでも“100万円修行”の対象になります。ただし、SBI証券での投資信託積立は対象外です。
セゾンカードゴールドはQUICPayとして利用する方法、JCBゴールドではスターバックカードへのオンライン入金やオートチャージもあり、よく利用する支払い方法へのチャージで条件達成できるなら簡単です。
しかし、セゾンゴールドプレミアムでは、楽天Edyチャージやnanacoチャージは年間利用金額には含みません。三菱UFJカード ゴールドプレステージでも、au PAY残高クレジットカードチャージは年間利用額対象外。
エポスゴールドカードでは、d払いのほか、モバイルSuicaや楽天Edyへのチャージは対象。また、マルイで使えるため、セール期間である「マルコとマルオの14日間」で使う方法もあります。
カードごとに対象外サービスがあるため、気をつけなくてはいけません。自分の生活で利用しやすい内容を吟味しましょう。
文・谷口久美子(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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