保険外交員は商品を紹介する過程で、多くの人の金銭事情やお金の習慣を見聞きするが、保険料の支払いが滞る人たちには、どうやら共通点があるという。3つ挙げてみてもらった。

特徴1 銀行口座が3つ以上あるが使い分けていない

保険料を延滞する理由で多いのが、「予想外の支出があって残高が不足した」というもので、そういう人は、銀行口座を3つも4つも持っているのに、使い分けていないという。

口座が増えるとお金の出入りが分かりにくくなる。複数の口座を持つなら、それぞれ貯蓄、生活費、特別な支出のためなどといった形で分けるとよいだろう。また、同じ銀行同士の手続きなら手数料が安くなることもあるので、賢く使い分けたい。いずれにせよ、銀行口座は作ればいいというものではなく、目的やメリットごとに使い分けることが必須だ。

特徴2　ライフイベントが起きても保険を見直さない

結婚や住宅購入、退職など、家計に影響がある出来事があっても保険を見直していない人は、お金の余裕がなくなりがちだ。

突発的な出来事ならともかく、事前に分かる予定なら、早めに対策できるし、予想外の出来事があっても対応するために貯金や保険があるのだ。

特徴３　人付き合いで入った保険がある

保険販売をしている知人や親戚から、“付き合いで”保険に入ったことがある人も、お金が貯まりづらい傾向がある。

知り合いに紹介された商品であっても、自分や家族に必要なものならともかく、内容を吟味せずに契約してはいけない。紹介で入った保険は、後で不要と感じてもやめにくい。割高、無駄と感じつつもお金を支払い続ける羽目になる。

お金がなかなかた貯まらない人には、こうした特徴・共通点がある。当てはまった人は、まず考え方や行動を変えてみてはいかがだろうか。

文/編集・dメニューマネー編集部

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