安く大量に買い物ができてお得なコストコは、物価高で節約志向が高まる中、人気が一層高まっているが、間違った使い方をすると、お得になるどころか損することもある。利用者でも間違いやすい3つのポイントとは。
1 買い物金額によっては年会費の元を取れない
コストコの年会費は、一般会員が4840円(税込、以下同様)、エグゼクティブ会員が9900円かかり、年会費の元を取れていない人も多い。
実際に年間いくら買えば元を取れるかは、買う商品の種類によって変わってくる。コストコの商品がほかのスーパーより平均20%安いと考えると、2万5000円以上買えば、年会費を払ったとしてもお得に買い物できる(交通費などは考慮していない)。
元が取れているかどうか気になる人は、年間の買い物額を計算するのを習慣にしよう。
2 ついで買いであっという間に支払いが高額に
ほかのスーパーならついで買いをしても支払額が数百円ほどしか増えないこともあるのに対して、コストコでついで買いをすると数千円単位で支払いが増えることも多い。
コストコの商品は大容量で売られているものがほとんどで、商品の価格が比較的高いからだ。
コストコには珍しい商品があり、買い物メモに書いてあるものしか買わないというのはなかなか難しいかもしれないが、ついで買いをするにしても予算は決めておくべきだ。
3 コストコに行くまでのガソリン代がかさみがち
コストコは車でないと行きにくいことが多く、家の近くで買い物していた人がコストコに行くようになると、店舗までの距離によってはガソリン代がかさみがちだ。
たしかにコストコの商品は割安で、会員専用のガソリンスタンドを使えば、ほかのスタンドより安く給油できることも多い。ただ、店舗までのガソリン代を考えると、家の近くで買い物したほうが費用を抑えられるかもしれない。
「商品によっては他のスーパーのほうが安い」「小分け作業が大変」などの懸念点も
そのほかにも、「商品によってはほかのスーパーで買うほうが安い」「大容量の商品が多く、帰ってきた後の小分け作業が大変」などの問題点もある。
コストコはレジャー感覚で費用はあまり気にしないという人は話が別だが、できるだけお得に使いたい人は、こうした点も頭に入れておこう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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