街角や店頭で珍しいお店や商品・サービスを見つけて感心したという経験はないでしょうか? 目新しいお店や商品、サービスは、コンセプトが新しいことが多く、話題になるものが多いです。ビジネスでも頻繁に使われるこの「コンセプト」という言葉、日本語(漢字)ではどう書くのでしょうか。
テーマとコンセプトの違い
コンセプトは英語で“concept”と書きます。似ている言葉に「テーマ」があり、商品やサービスの企画段階から2つとも考えられるものですが、意味はそれぞれ異なります。テーマは企画の”主な内容“を表すもので、コンセプトは企画の”方向性や骨組み“を表します。
国立国語研究所「外来語」委員会は、コンセプトを「基本概念」と言い換えることを提案しています。意味として「事業や開発を進める際の基本となる考え方」と解説しています。
委員会は手引きの中で、「単なる概念や考えではなく、事業や開発などの基本となる、これまでになかった概念を指して使われることが多い。基本となる理念や発想を指す場合は『基本理念』『基本発想』などと言い換えることができる」と解説しています。
また、試作段階でだす商品などを指して「コンセプトモデル」と言いますが、そうした場合は、「試作」を含む複合語で言い換えるとよさそうです。
コンセプトは「基本概念」
前出の委員会は、用例の中で「携帯電話を活用した、インターネット網の構築というコンセプト基本概念は、ある女性実業家を中心に開発されたものです」という文を示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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