投資や資産運用をしている人なら聞いたことがあずはずの「ポートフォリオ」。これは何も投資や金融のジャンルでしか使われない言葉ではありません。この「ポートフォリオ」を日本語(漢字)にすると、どう書けばいいのでしょうか。
一括で確認できるポートフォリオ
ポートフォリオは英語で“portfolio”と書き、本来は「紙ばさみ」を意味します。投資や運用の世界で使うポートフォリオは、株をどれくらい、債券をどれくらい、といったように、資産の組み合わせのことを指しますが、もともとは紙の証書だった株券や債券のほかに、絵画・文章などを束ねるものを指していました。
国立国語研究所「外来語」委員会は、ポートフォリオを「資産構成」と言い換えることを提案しています。意味として「投資を配分してできた資産の組合せや、その投資の配分」と解説しています。
委員会は手引きの中で、「配分した資産の組合せを指す場合は『資産構成』、配分することを指す場合は『投資配分』と言い換え語を使い分けることもできる」と解説しています。
また、画家や写真家などのアーティストの作品を集めたものもポートフォリオと言います。別の言い換えで「作品集」とも提案しており、意味は「図画や文章などの作品を集めたもの」と解説しています。就職活動・転職活動では、過去に手掛けた制作物としてポートフォリオを求められることがあります。
ポートフォリオは「資産構成」や「作品集」
前出の委員会は、用例の中で「保有銘柄の運用成績,現金残高などを示した資産構成が画面上で確認でき」という文を示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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