あなたは詐欺に巻き込まれそうになったことはありますか?さまざまな手法で騙し取ろうとしてくる詐欺は、なかなか後を絶ちません。
今回はそんな詐欺のエピソードについてfuelle編集部が取材しました。
開店後に「昨日こちらで食事をしたらお腹を下した」と言う客が来店し...
飲食店を経営しているのですが、開店して間もない頃「昨日こちらで食事をしたらお腹を下した」という方が来ました。
「お腹を下した原因を調べたいので病院に行っているなら、病院名を教えて欲しい」と言いました。すると「病院に行ってないし、あまり大事にしたくないから」と言うので、丁重にお詫びしました。レシートを持っていなかったのですが、あまり深く考えずに千円以下だったこともあり、返金してしまいました。
すると数日後に違う方が「先日こちらで妻が食事をしたのだが、髪の毛が入っていた。本人はその場で何も言わずにいたようなので代理で来た」と言うので、丁重にお詫びしたあとにレシートは持っていないか、奥さまにお詫びしたいので連絡先を教えてくれないかと言うと、話の途中で帰ってしまいました。
そして数日後、また違う方が来て「こちらでテイクアウトして、友人にあげたらビニールが入っていたと友人に言われた」と言われました。購入したメニューは何かと聞くと、怒り出して大声で「異物が入っていたからわざわざ来たのに、色々聞かれるのが腹が立つ」と言い返してきました。詐欺であると確信したので、「レシートや品物をお持ちでない場合は、返金出来ません」と言うと暴言を吐きながら出ていきました。
その後も2人ほど明らかに詐欺であろうと思われる方が来ました。上記の事は開店して、2ヶ月程の間に起こりました。
もしかしたら一番初めにお金を払ってしまったことで、詐欺師のコミュニティには、私の店の名前が良いカモとして知られてしまったのではないかと思いました。
(40代・女性)
引っ越し当日に訪問してきた怪しい販売員。夫はすっかり騙されてしまい
今のマンションを購入して、引っ越した当日に浄水器の訪問販売にあいました。
最初は「備え付けの給湯器の清掃方法のための訪問」と言っていたにも関わらず、急に「掃除をしなくても済む」という浄水器を別途で設置することを勧めてきました。
某有名給湯器の会社を騙って訪問してきたため、夫が信じ込んでしまい自宅に上げてしまったところ、すごいスピードで浄水器の説明を(実演も含め)始めました。
こちらが口を挟めないような巧みな話術に、夫はすっかり騙されてしまいました。
そこから一気に契約の流れになってしまい、必死に止めようとする私の声は誰の耳にも届かず。
トントン拍子に契約書にサインをする段階になり、「やっぱりおかしい」と思った私。
中座して消費者センターに問い合わせてみたところ、案の定悪徳業者として登録されている会社だったのです。
急いで話し合いの場に戻り「今から私の父が引っ越しの手伝いに来る」と伝えると、相手の社員は「それならお父様のご自宅にも一緒に設置してみませんか」と言ってきました。
「引っかかった」と思った私は、「父は警察官で頭が固いので、皆さんで一緒に説得してあげてください」と伝えました。
なお、私の父親は普通の会社員で、警察官というのは嘘です。
しかし警察官と言う単語を聞いた途端、販売員達は顔色を変えて「契約は重要な書類を揃えてからまた伺います」と逃げていきました。
信じ込んでいた夫は、まさかの急展開に呆気にとられていました。
夫が騙されながらも咄嗟の嘘に付き合ってくれたおかげで、悪徳商法に引っかからずにすみました。
(30代・女性)
今回は、詐欺に巻き込まれそうになったエピソードについて紹介しました。
詐欺に巻き込まれないよう、最低限のお金の知識はつけておきたいですね。
文・fuelle編集部
(2023年4月17日公開記事)