株主優待がもらえる銘柄の中には、1万円未満の額で買えるものもあります。1株から買えるネット証券に口座を開けば、優待狙いで少額投資ができます。少額投資で株主優待がもらえる企業には、次の3つがあります(株価や株主優待は2023年4月17日時点)。
上新電機──5,000円分の優待割引券
家電量販店「Joshin」で有名な上新電機 <8173> は、1株買えば年間1回、2,000円ごとに200円使える優待割引券が25枚もらえます。近くに店舗がない人も、オンラインショップで使えます。
株価は1,981円で優待割引券の価値を下回っているので、1回だけでも優待がもらえれば元が取れます。フリマアプリでは2,000~2,500円前後で取引されています。
東京日産コンピュータシステム──500円分のクオカードペイ
東京日産コンピュータシステム <3316> は、1株買えば年間1回、500円分のクオカードペイがもらえます。クオカードペイはローソンやドラッグストアなどで使えるのが特徴です。
株価は640円なので、2回優待がもらえれば元が取れます。
テルモ──自社商品の割引など
体温計で有名なテルモ <4543> は、1株買えば年間2回、血圧計、体温計、圧迫ストッキングなどの自社商品が特別価格で買える優待がもらえます。カレンダーも年間1回もらえます。
商品やカレンダーを使う人なら、3~5回優待がもらえれば元が取れるでしょう。株価は3,872円です。
株主優待は急に改悪や廃止されることも
株主優待は改悪、廃止される可能性があります。特に最近は、クオカードを株主優待にしていた企業が廃止する例が目立ちます。今ある優待がいつまでも続くか分からない点を踏まえて検討しましょう。
文・北川真大(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部
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