大企業でも副業解禁が増えたこともあり、副業の参入者が増えています。「収入アップのため」「やりがいのため」に、何かに挑戦しようと考えている人も少なくないでしょう。
2023年注目の副業は、ズバリ「ライブ配信」です。本稿では、ライブ配信で収入を得る「ライバー」について説明します。
ライバーとは?ライバーはいったい何をしているの?
ライバーとは、リアルタイムでライブ配信をすることで収入を得る職業です。ライブ配信の内容は雑談・楽器の演奏・料理中継・メイク中継などで、視聴者との交流を楽しみながら配信します。
ライバーの魅力は、YouTubeのように動画編集が必要ないことです。その代わり、リアルタイムでの対応力が問われます。
未経験から始めてどのぐらい稼げる?
ライバーの収入源は、ライブ配信中に視聴者から受け取る「投げ銭」です。YouTube動画の収入源が広告なのに対し、ライブ配信では視聴者から直接受け取るという点で異なります。そのため、未経験でも濃いファンが付けば大きな収入を得ることが可能です。
極端な例ですが、ライブ配信中の視聴者が10名で全員が1万円の投げ銭をしてくれれば1回の配信で10万円稼げます。中には副業で年収1000万円以上稼ぐツワモノもいるそうです!
逆に視聴者が多くても、投げ銭してくれる人が少なかったり、1人100円など少額の投げ銭しかしてくれなかったりする場合は稼ぎにくくなります。
ライバーに向いている人、向いていない人
ライバーに向いている人は、社交的な人です。ライバーは視聴者と交流するほど投げ銭を得やすいので、交流が苦ではない人に向いているといえます。
また、臨機応変に対応できる力も大切です。ライブ配信中は何が起こるかわかりません。咄嗟の対応が常識を外れていれば、炎上してしまうリスクもあります。常に冷静で、不意打ちの出来事にもスマートに対応できる人なら、上手くライバーとして活躍できるでしょう。
逆に、得意分野がない人はライバーとして向いていないといわれています。ライバーは何か得意分野があったほうが、リピートして視聴してくれるファンが付きやすいからです。
また、最初から投げ銭を得られるわけではないので、ファンができるまで地道に活動できる忍耐力がないとライバーとして活躍するのは難しいでしょう。
コミュニケーションスキルを役立てよう
実は筆者も好きなライバーがいて、よくライブ配信を見ています。自分のコメントを読んでもらえたら嬉しいですし、コミュニケーションをとれる嬉しさから濃いファンになりやすいなと感じています。
得意ジャンルがあり、話すのが得意な人に向いていると思いますので、副業として検討してみてはいかがでしょうか?
文・勝目麻希(ファイナンシャル・プランナー)
新卒で総合職としてメガバンクに入行し、法人融資・金融商品販売等を担当。自分の金融知識や実務経験を活かしたいと独学でライターの道へ。現在はファイナンシャル・プランナーの知識を活かして金融系メディアを中心に執筆。
(2022年4月20日公開記事)