出産前は健診やベビー用品の購入などで慌ただしく、細かいお金のことまで気が回らず、子供が生まれてから「出産前にやっておけばよかった」と後悔することも少なくない。次の3つのことを意識して、子供の成長を見守ってほしい。
後悔1 夫婦2人だけのときにもっと貯金しておけばよかった
「出産後は旅行や食事に気軽に行けなくなるから、夫婦だけのうちにお金を使うべき」という声もあるが、「出産前にもっと貯金しておけばよかった」と後悔する人のほうが多い。
いざ子育てが始まると、食費や被服費、レジャー費などの支出が増え、お金を貯めにくくなるからだ。
出産や育児の方針は家庭によって違うので、一律でいくら貯金しておけば安心とはいえない。
ただ、2人以上世帯の平均貯金額は20代が191万円、30代が326万円なので、これを一つの目安に、貯金の目標額を決めるのもいいかもしれない(2022年 金融広報中央委員会)。
後悔2 出産・育児関連の給付金を詳しく調べておけばよかった
会社や国、自治体からもらえる出産・育児関連の給付金はいくつもあるが、「出産後の余裕がないときに調べたため、もらえるはずの給付金を見落としていた」という後悔も多い。
給付金の例として、出産や育児で仕事を休む場合に会社からもらえる「出産手当金」「育児休業給付金」や、子供1人あたり50万円が国から支給される「出産育児一時金」がある。
自治体によっては、子供1人あたり5〜10万円ほどの出産祝い金や、チャイルドシート購入費の半額の助成など、独自の給付金を用意している。
こうした給付金は基本的に、勤務先や自治体の窓口で申請しなければもらえないし、申請が遅れると受け取り日も遅くなってしまう。
出産後に慌てることがないよう、自分がもらえる給付金を出産前にリストアップしておきたい。
後悔3 ベビー用品をもっと詳しく調べてから選べばよかった
出産前にベビー用品をあれこれ買ってしまう人が多いが、赤ちゃんのサイズや性格などによって結局使わず、「もっとちゃんと調べてから選べばよかった」と後悔するケースがある。
こうした状況を避けるには、レンタルやお下がりを検討するのがよいかもしれない。
特に、ベビーベッドやベビーチェア、ベビーカーなど値段が1万円を超えるものは、レンタルやお下がりで使用感を確かめてから買うほうが節約になることが多い。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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