世界で有名なピアノ曲「エリーゼのために」。曲名にある“エリーゼ”は誰なのか、いまだに謎に包まれています。作者は1810年ごろ、その人物に捧げるために作りましたが、世に出たのは死後40年も経ってからだそうです。一体、この曲を作ったのは誰でしょうか。
① W・モーツァルト
② L・ベートーベン
③ F・ショパン
“エリーゼ”でなく“テレーザ”に贈る曲だった?
エリーゼは、作者の専属医の姪テレーゼ・マルファッティ(当時18歳)だという説があります。求婚のために自筆の楽譜に「テレーゼのために」と書いていたが、のちに研究者が見つけた際に読み間違えて公表したと言われています。その後、楽譜は失われ、真相は分かりません。
この曲を作ったのは、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(ベートーベン)(1770―1827)は、“第二のモーツァルト”と称されたドイツの作曲家。正解は②です。
“第9”や「運命」など交響曲で知られますが、「月光」や「田園」などピアノ曲(ピアノソナタ)も数多く残しています。27歳ごろに難聴に気づき、50歳になる前にほとんど聞こえなくなったといわれ、「エリーゼのために」も、聴覚を失いつつある中で作られた名作です。
①のウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)は、デビューは5歳で“神童”と呼ばれたオーストリアの作曲家。代表作は「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」など。
③のフレデリック・フランソワ・ショパン(1810―1849)は、“ピアノの詩人”と称されたポーランドの作曲家(誕生年は1809年と言う説も)。代表作の多くはピアノ曲で「幻想即興曲」や「別れの曲」などがあります。
文/編集・dメニューマネー編集部
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