新しく事業を始めるときに「オーナーシップを発揮する」と言ったり、「オーナーシップを持って仕事に取り組む」と聞いたりしたことはないでしょうか。「オーナーシップ」は日本語(漢字)ではどう書くのでしょうか。
オーナーシップとパートナーシップ
オーナーシップは英語で“ownership”と書きます。ビジネス分野のほか、途上国に対する開発援助にかかわる外交分野でよく使われる単語です。「オーナーシップ」とは、途上国が自国の開発・発展に対して主体的に取り組むことを言います。
似た言葉で「パートナーシップ」があります。こちらは途上国の主体的な取り組みを支援する、国際社会の協力関係を指します。
国立国語研究所「外来語」委員会は、オーナーシップを「主体性」と言い換えることを提案しています。意味として「援助に頼らず、自立して主体的に取り組むこと」と解説しています。
委員会は手引きの中で、「自分の問題であるという意識を指すことがあるが、その場合は『当事者意識』、そうした意識を持って自ら努力することを指す場合は『自助努力』と言い換えると分かりやすい」と解説しています。
また、委員会は「所有権」とも言い換えることを提案しており、意味として「経営などにおいて、所有者である権利」と解説しています。
手引きの中で「所有者であるという意識を指すことがあるが、その場合は『所有者意識』と言い換えると分かりやすい」と解説しています。
オーナーシップは「主体性」や「所有権」
前出の委員会は、用例の中で「被援助国政府の主体性の下、援助国や国際機関との間で、密接な情報共有と意見交換を行い」という文を示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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