家計管理

GWの前にやるべきお金の備え 旅行先で現金が引き出せなくて困ることに

2023/04/26 18:00

ゴールデンウィーク(GW)に旅行やレジャーの計画を立てていても、あらかじめお金を準備しておかないと、手元の現金が少なくなって連休中に困るかもしれません。GWに楽しい思い出を作るためにも、連休前に次の3つを確かめておきましょう。 やるべきこと1 連休前には必ず現金を銀行口座から引き出しておく 連休に入る前には、休みの間に

ゴールデンウィーク(GW)に旅行やレジャーの計画を立てていても、あらかじめお金を準備しておかないと、手元の現金が少なくなって連休中に困るかもしれません。GWに楽しい思い出を作るためにも、連休前に次の3つを確かめておきましょう。

やるべきこと1 連休前には必ず現金を銀行口座から引き出しておく

連休に入る前には、休みの間に使うお金がどれくらいか計算して、現金をまとめて引き出しておきましょう。

連休中はATM手数料が土日祝日扱いになり、平日の決まった時間よりも高くなります。たとえば、GW中にコンビニにあるセブン銀行で三井住友銀行(三井住友フィナンシャルグループ <8316> )の口座からお金を引き出すと、330円のATM手数料がかかります。

また、旅行先ではキャッシュレス決済を使えない、メインで使っている銀行のATMがないといったことも考えられます。

旅行先で現金の持ち合わせがなく、クレジットカードや交通系ICカードを使えないと、最悪の場合は立ち往生してしまうことになります。

近くにいる親族や友人に助けを求め、休暇が台無しになったという失敗談もあります。

やるべきこと2 あらかじめお金の引き落とし日を確かめておく

連休に入る前に、お金の引き落とし予定日と口座残高を確かめておきましょう。

口座引き落としは連休明けにまとめて行われるため、つみたてNISAやクレカ、住宅ローンなどいくつかの引き落としが重なり、残高不足になることがあります。

住宅ローンの返済は遅れると遅延損害金がかかることもあるため、特に注意が必要です。

また、残高不足でクレカの引き落としができず、カード会社からの電話にも気づかなかったために、クレジットカードが利用停止になったという失敗例もあります。

信用情報に傷がつくと、最悪の場合は数年間クレジットカードを作れなくなることもあります。

5月3〜7日は5連休なので、連休中につみたてNISAやクレジットカード、住宅ローンの引き落とし日を迎える人は、引き落とし金額を確かめて、口座に十分な残高を用意しておきましょう。

やるべきこと3 GW中に使うお金の上限を決める

GWにお金を使い過ぎて連休明けに金欠にならないためには、休みの間に使えるお金の上限を決めておくことが大切です。

GWは帰省や旅行、レジャーで出費がかさみがちです。久しぶりに遠方の家族や友人に会い、「せっかくだから」と外食したり、日頃頑張っている自分へのご褒美を買ったりと、財布のひもがゆるむ機会が増えます。

GWに貯金を取り崩した分を賞与で補てんしようとする人がいますが、賞与は企業が自由に金額を決められるので、業績悪化を理由に突然減額されたり、支給されなくなったりすることもあるため、期待しすぎると後悔することがあります。

GWに入る前にいくらまでなら使ってよいか計算し、散財を防ぎましょう。

文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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