「サプライサイド経済学」といった言葉を、経済ニュースや新聞で見たことはありませんか?この「サプライサイド」とは、日本語(漢字)ではどう書くのでしょうか。
日本でも注目されるサプライサイド経済学
サプライサイドは英語で“supply side”と書き、直訳すると、「供給面(重視の)」となります。
最近では、「現代サプライサイド経済学 」が注目されています。2022年1月の世界経済フォーラムにおいてイエレン米財務長官がバイデン政権の経済政策として命名しました。
具体的には、潜在成長率の引き上げや労働供給の拡大、インフラ・教育などの改善推進といった内容です。
「現代」がつくのは、1980年代のレーガン政権時に経済政策の指針であった、伝統的サプライサイド経済学と区別するためです。
「現代サプライサイド経済学」は、内閣府経済財政諮問会議の中で「新しい経済政策の考え方」として取り上げられました。
国立国語研究所「外来語」委員会は、サプライサイドを「供給側」 と言い換えることを提案しています。意味として「経済における、物資や商品を供給する側」と解説しています。
委員会は手引きの中で、「『サプライサイドの経済学』『サプライサイドの政策』などと言われる場合は、経済を活性化させる役割を供給側に見るもので『供給重視』と言い換えると分かりやすい」と解説しています。
また、「文脈によっては『業界』と言い換えるのが分かりやすい場合もある」としています。
サプライサイドは「供給側」
前出の委員会は、用例の中で「新規産業創出、既存産業の競争促進や不振企業の経営再建等供給側からの改革をさらに推進していくことが求められている」という文を示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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