制服、ランドセル、文房具、給食費、遠足代、PTA会費、塾、習い事……小学校に入ったら、何かとお金がかかるものだが、中学、高校と進むにつれて、ますますお金はかかるもの。むしろ小学校のうちにかかる教育費は少ないので、この期間にその先、将来の教育費を備えたほうがいい。
学校関連のお金・習い事などの学校以外のお金はいくらかかるか
まず小学校に入るとどんなことにお金がかかるかというと、1年でおよそ10.5万円といわれている(公立の場合、2021年)。たとえばこういったものが必要だ。
・通学用品(制服、ランドセル、上履き、雨具など)
・学用品(文房具、体操服、楽器、裁縫用具など)
・教科外活動費(クラブ活動、学芸会、運動会、林間学校など)
・校外活動費(遠足、見学など)、修学旅行費、給食費、PTA会費、など
金額が高いのは給食費、学用品費、通学用品費だ。ただ給食費などは還付される自治体もあるため、修学にかかる費用の補助制度がないか、住んでいる自治体のウェブサイトや広報を確かめておこう。
学校関連以外に学習塾、家庭教師・通信教育、習い事(スポーツ・芸術文化・教養など)にもお金がかかる。こうした学校外での費用は1年で24.8万円ほどといわれている。
最近増えているのは、水泳、体操、サッカーをはじめとしたスポーツ系の習い事で、ピアノ、バレエなどの芸術文化系の習い事が減っているという。
小学生のうちに高校・大学への備えを始めよう
小学校でかかる費用もそれなりにあるが、中学、高校とさらにかかり、きわめつけは大学だ。小学入学時からすると、10〜11年後のことだが、小学を卒業してから5-6年後と考えるとあっという間だ。
大学4年間にかかる教育費は国公立で480万円、私立理系で810万円かかり、自宅外通学の場合仕送りでプラス420万必要だ。
小学校でかかる教育費は月の平均で3万円程度なので、この6年間のうちに、大学の教育費を貯め始めたほうがいい。
それには、毎月、一定の額を早いうちから積み立て始めるといいだろう。定期預金や学資保険もあるが、預金の金利はごくわずかなので、リスクをとって投資することも考えたい。費用が足りない場合は、習い事など子供にかかる費用のほか、生活のあらゆる固定費を見直そう。
小学生のときから、大学生になったときのことを考え、将来の選択肢を狭めないよう、準備を始めたい。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「コストコ」徹底活用法!
・ポイントが貯まる・使える!dポイント投資のススメ(外部)
・1分で楽しめる「お金のクイズ」
・ブラックリストでも作れるクレジットカード5選!(外部)
・50代のためのイデコ活用講座