GWの旅行中にやってはいけない3つのこと 個人情報がバレるかも

2023/04/30 19:00

ゴールデンウィーク(GW)に旅行の計画を立てている人は多いでしょうが、旅行中の何気ない行動のせいで、クレジットカードの不正利用や空き巣などの犯罪の被害に遭ってしまうことがあります。リスクの高い3つの行動をあらかじめ知っておき、楽しいはずの連休中にお金で損をしないようにしましょう。 NG行為1 フリーWi-Fiを使うと個

ゴールデンウィーク(GW)に旅行の計画を立てている人は多いでしょうが、旅行中の何気ない行動のせいで、クレジットカードの不正利用や空き巣などの犯罪の被害に遭ってしまうことがあります。リスクの高い3つの行動をあらかじめ知っておき、楽しいはずの連休中にお金で損をしないようにしましょう。

NG行為1 フリーWi-Fiを使うと個人情報が抜き取られることがある

無料で使えて便利なフリーWi-Fiですが、知識さえあれば簡単に「通信の盗み見」ができるので、IDやパスワード、クレジットカード情報、住所・氏名などの個人情報を抜き取られてしまうリスクがあります。

特にクレジットカードの情報を抜き取られると、不正利用や個人情報の流出につながるので注意しましょう。

また、社外秘の情報が記されたメールをうっかり開き、通信を盗み見た人が情報を漏らすと、懲戒処分や訴訟など大変な事態に発展するかもしれません。

本物のフリーWi-Fiに名前を似せた「偽フリーWi-Fi」を仕掛ける手口もあり、知らずに使うとトークアプリやSNSを乗っ取られ、自分のアカウントから友人に架空請求を送られるなど、周りも巻き込むことがあります。

ホテルやカフェ、空港でフリーWi-Fiを使う際は、個人情報を入力したり重要なメールを開いたりせず、短時間の利用に留めましょう。

また、偽フリーWi-Fiに接続しないよう、正式に提供されているフリーWi-Fiかどうかを確かめて使ってください。

NG行為2 旅行中にSNSに写真を投稿する

旅行中にInstagramなどのSNSに写真を投稿すると、家にいないことがバレて空き巣に遭うリスクが高まります。

窃盗グループがSNSで標的を探すこともあり、旅行中のSNS投稿が原因で空き巣に入られた事件も実際に起きています。

SNSに住所を載せていなくても、自宅から撮った写真や、最寄り駅や近隣のカフェで撮った写真を載せている人は多いのではないでしょうか。

位置情報がなくても、画像検索だけで場所を探し出すことができます。過去に、顔写真の瞳に映った景色を拡大して、自宅の住所を探し当てた手口もありました。

空き巣などの侵入窃盗は、5月が最も多いことが警視庁の統計(2021年)で分かっています。旅行の予定を事前にSNSで投稿したり、リアルタイムで旅行中の写真を投稿したりしないよう気を付けましょう。

NG行為3 置き配で荷物を受け取る

玄関先などに荷物を置いて配達完了となる「置き配」がコロナ禍で広まりましたが、荷物を盗まれる事件が起きています。

置き配で荷物を盗まれても、配達は済んでいるため配送業者やネットショップに責任はありません。犯人が見つからず補償を受けられなければ、泣き寝入りせざるを得ません。

GWで長く家を空ける人は、荷物を入れるとロックがかかる宅配ボックスを置くなど対策をしましょう。

もし届くはずの荷物が届かなければ、まずは配送業者に連絡し、ネットショップや火災保険の補償を受けられないか調べてください。犯人を見つけるために、被害届を出すことも考えたほうがよいです。

旅行やレジャーで楽しく過ごしていると、防犯意識が薄れがちです。犯罪に巻き込まれて、せっかくのGWが台無しにならないよう気を付けて行動しましょう。

文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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