サッカー・英プレミアリーグ の三苫薫選手（ブライトン）が「プレミアリーグ史上最高の日本人選手になる」と海外で大絶賛されるなど、欧州の主要リーグにおける日本人選手の存在感がますます高まっています。海外で活躍する日本人選手の年棒は、一体いくらぐらいなのでしょうか。

首位は6億円超え！ スペインでもイングランドでもなく……

欧州を中心に海外のスポーツ情報サイト・メディアの報道から、2022-23年のランキングを調べてみました。トップ10入りした選手の年棒はいずれも1億円を超えています（2023年4月24日現在）。

南野選手のモナコ移籍金は25億円超え　市場価値は約33％減

首位は2022年6月にリバプール（イングランド）からモナコに移籍した南野選手。4年契約の移籍金は出来高ボーナスを含む1,550万ポンド （約25億7,307万円）、年棒はリバプール在籍時（2019～21年）から15万6,000ポンド（約2,581万円）増えました。

しかし、移籍後は活躍する機会に恵まれず、2023年3月の市場価値は800万ユーロ（約11億8,071万円）と移籍前の約33％減となっています。

2位の富安選手は2021年8月に、ボローニャ（イタリア）からアーセナルへ移籍しました。右ひざの負傷により今シーズンの欠場が決定したものの、来季の復帰を目指してリハビリに務めるとのことです。

3位は2022年7月にマドリード（スペイン）からソシエダへ移籍した久保選手。今季終了後の移籍は確実とされており、アーセナルやマドリードなど、多数のクラブからオファーが殺到しているといいます。

海外でも絶賛される三苫選手　市場価値が4年間で1,000倍に　

三苫選手はランキングのトップ10には入らなかったものの、現在、海外で最も期待されている日本人選手の一人です。

同選手は2021年8月、移籍金およそ250万ポンド（約4億1,854万円）と4年間で総額208万ポンド（年間52万ポンド／約8,607万円）の契約で川崎フロンターレからブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンへ移籍しました。

イギリスのメディアの報道によると、2023年4月の市場価値は5,000万ポンド（約83億7,080万円）と、川崎フロンターレに在籍していた2019年の1,000倍に上昇。マンシティ（イングランド）やアーセナル、マドリードといった他のプレミアリーグが三苫選手の獲得に関心を寄せる中、同クラブは三苫選手を残留させるために、2年間の契約の延長と年棒2倍アップを検討しているといいます。

また、アーセナルは三苫選手の獲得に、3,500万ポンド（約57億9,123万円）の移籍金を提示する計画を立てているとも報じられています。

現実となれば、三苫選手の年棒は大幅にアップし、2023-24年の年棒ランキングでトップ10入りを果たすかもしれません。

日本人選手のさらなる活躍に期待

世界トップクラスの選手たちが戦う欧州の主要リーグ。そこで輝く日本人選手のさらなる活躍が期待されます。

ちなみに、スタッド・ドゥ・ランス（フランス）所属の伊藤純也選手やVfBシュトゥットガルト所属の伊藤洋輝選手の市場価値も急上昇しているので、三苫選手同様、年棒がアップがするかもしれません。

文・アレン琴子（英国在住のフリーライター）
編集・dメニューマネー編集部

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