ゴールデンウイークに読みたい、テレビでよく見るあの芸人が書いた小説の紹介。3冊目は、個性的なコント、キャラで人気のコンビ、シソンヌ・じろうさんの小説です（文中価格は紙版、税込み）。

著者がコントの主人公になりきった517日間

『甘いお酒でうがい』（タップするとAmazonに飛びます)

本書『甘いお酒でうがい』は平凡な中年女性が517日間コツコツとつづった日々の物語。日常にある悲哀や人生の物悲しさを悲壮感なく、ときにユーモアに描いています。

主人公の川嶋佳子は、人気コンビ・シソンヌのじろうさんがコントで長年演じているキャラクター。不幸を乗り越えるのではなく、付き合っていくという川嶋佳子の生き方は、人生の小さなヒントとなるかもしれません。

読者からも「共感度70％全編通してグレーな感じが好き」「つぶやきのような短文日記の言葉のチョイスがじわじわきます」といった感想があがっています。

本作は2015年12月と今から7年半前に刊行された一冊ですが（電子版は2019年3月）、ここ数年のシソンヌに活躍を見てハマったという人も多いでしょう。2019年には松雪泰子さん主演で映画化され、日本をはじめウィーンやフランクフルト、ニューヨークなど世界各地で上映されました。

出版社　KADOKAWA
価格　1320円（電子版は1188円）
電子版発売日：2019年3月1日

文/編集・dメニューマネー編集部

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