家計を見直したい

コロナ5類になって変わった3つのこと 濃厚接触しても外出は自由

2023/05/11 18:00

新型コロナウイルス感染症の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行しました。これによって、病院での検査や治療にかかるお金はどう変わるのでしょうか。 変わった点1 検査・治療費は自己負担になった 検査や治療については、インフルエンザなどと同じように保険診療となり、これまで負担するのは初診料や再診料

新型コロナウイルス感染症の位置づけが、5月8日から季節性インフルエンザなどと同じ5類に移行しました。これによって、病院での検査や治療にかかるお金はどう変わるのでしょうか。

変わった点1 検査・治療費は自己負担になった

検査や治療については、インフルエンザなどと同じように保険診療となり、これまで負担するのは初診料や再診料のみで済んでいたものが、検査や診療、解熱剤や鎮咳薬、入院については自己負担になりました。

3割負担の場合、一回の診察や薬の処方で3,710~4,170円の支払いになる見込みです(厚労省試算)。

なお、インフルエンザ治療薬などと比べて高価な新型コロナ治療薬の費用は、当面9月末までは無料です。

同じく9月末までは、入院医療費の自己負担額についても急激な負担増を避けるため、高額療養費の自己負担限度額から、2万円が減額されます(2万円未満の場合はその額)。

変わった点2 濃厚接触者になっても外出制限がなくなった

法律に基づく外出自粛要請がなくなりました。5月8日以降、感染した場合や濃厚接触者になった場合も、外出を控えるかどうかは個人の判断に任せられます。

もし感染してしまった場合は、厚生労働省のサイトなども参考にしながら、慎重に行動しましょう。

変わった点3 感染した際の届出・登録がなくなった

感染し時の届出や登録もなくなり、患者の特定がなくなりました。また日々の新規感染者数の全数把握や毎日の公表もなくなりました(国立感染研究所が毎週の状況は公表するそうです)。

ほかにも今後、感染の疑いがあり医療機関を受診しようとした場合、これまでの「発熱等診療等医療機関」に加えて、より幅広い医療機関での受診ができるようになりした。

ただし、5月8日以降すぐにすべての医療機関で診療を受けられるようになるわけではないので注意が必要です。

新たに診療を始める医療機関でも、発熱患者を診療する時間帯や場所を限定しているところもあります。

受診する際は、事前に電話やネットで確認することを忘れないようにしましょう。

ワクチンは引き続き無料

ワクチンについては引き続き無料です。2023年度中は引き続き接種は公費で行なわれるため、自己負担はありません。

この記事の情報は、5月10日時点のものです。今後の情勢によって、また変化があるかもしれませんので、ニュースなどをこまめにチェックして、常に最新の情報を得られるようにしておきましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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