薬剤師は高給?医師と比べてどう?1000万円以上稼げるのか

2023/05/12 07:00

薬局の薬剤師のアルバイトの時給は2000円〜3000円と高いため、薬剤師の年収も高いと思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。医師と同じく大学に6年通う必要がありますし、医師くらい高いのでしょうか。 薬剤師の年収は580万円 医師と比べられることが多い薬剤師ですが、平均年収でいうと医師の4割くらいです。薬局や病院で

薬局の薬剤師のアルバイトの時給は2000円〜3000円と高いため、薬剤師の年収も高いと思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。医師と同じく大学に6年通う必要がありますし、医師くらい高いのでしょうか。

薬剤師の年収は580万円

医師と比べられることが多い薬剤師ですが、平均年収でいうと医師の4割くらいです。薬局や病院で働く薬剤師の年収は580万円です。サラリーマンの平均年収は450万円よりは高いものの、医師の年収は1430万です。

薬剤師の中には公務員もいて、平均年収は540万円です。公立病院以外では、保健所や保健衛生の部門に配属され、薬局や飲食店、美容室などの衛生維持などに関わります。

また、製薬会社にMR(医薬情報担当者)や研究開発者として勤める薬剤師もいます。厚生労働省のデータによるとMRの平均年収は580万円ですが、製薬会社によって大きく違います。大手製薬会社の平均年収は700万〜800万円で、外資系ほど成果報酬が高く、年収も上がりやすいようです。

研究者については、薬学部が6年制へ変わった2006年度以降は、薬剤師資格をもって研究者になる人は少ないかもしれません。というのも、製薬会社などの研究開発を目指す人は、薬剤師にはならず、国公立大学の4年制薬学部を選べるためです。

薬剤師で1000万以上稼ぐ人もいる?

年収の高低を判断する基準の一つに「1000万円」というラインがありますが、薬剤師で1000万円以上稼ぐ人もいます。たとえば、製薬会社のMRでも営業成績が良いとそれくらい稼ぎますし、大学教授になると年収は1000万円を超えます。

また、薬剤師が独立して薬局経営者になると、年収1000万円以上になることもあります。

しかし、薬局の立地、処方箋を受ける病院の人気や診療科目にも影響されるため、独立すれば誰でも1000万円以上稼げるわけではありません。毎年薬の値段が変わり、診療報酬も下がっているため、調剤薬局の経営は年々厳しくなっています。

薬局薬剤師は40代以上は年収が上がりにくいが……

薬局薬剤師の場合、40代で年収600万くらいがピークで、年を重ねても年収が上がりにくくなっています(厚労省資料より)。その理由は、一般企業などと比べて、管理職のポストが少ないためです。

一方で、仕事の需要はあるため、結婚退職した後、パートなどでの時給はそれなりに高くなっています。転職もしやすく、ライフスタイルに合わせた働き方を選びやすいでしょう。

年をとっても、働く場所や給料にこだわらなければ、仕事に困ることはなさそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

【関連記事】
「コストコ」徹底活用法!
ポイントが貯まる・使える!dポイント投資のススメ(外部)
1分で楽しめる「お金のクイズ」
ブラックリストでも作れるクレジットカード5選!(外部)
50代のためのイデコ活用講座