4月に入社した新入社員は、初任給をどんなふうに使っただろうか。初めての給料だからと連休に散財した人もいるかもしれないが、今のうちからお金の使い方に気をつけないと、後悔するかもしれない。先輩社員が「新社会人のうちにやっておけばよかった」と後悔したこととして、次の2つのようなものが挙げられる。
先輩の後悔1 初任給を投資や貯金に回せばよかった
後悔の中で大きいのは、投資を始めておけばよかったというものだ。
たしかに投資にはリスクがあるが、月1000円など少額でもできる。毎月コツコツと投資にお金を回していけば、大きな損害を出さずにリスクを回避できるだろう。
つみたてNISAやイデコなどの投資しやすい仕組みがあるし、新社会人のうちから長期的に投資すれば、たとえ投資額が月数千円、数万円の少額だったとしても、時間をかけて資産を増やせる可能性が高くなる。
また、友達と遊んだり、ブランド物を購入したりして、初任給を使う人も少なくないが、先輩社員の例を見ると、早いうちから貯金しておけばよかったと後悔しているケースが多い。
貯金をするときは、なんとなく続けるのではなく、たとえば結婚資金として5年後までに150万円を貯めるなどの目標を持ったほうがよいだろう。
先輩の後悔2 給与明細を見る習慣をつけておけばよかった
給料からは社会保険料などが引かれ、手取りが思っていたよりも少なくなる。控除について理解するために、給与明細を見る習慣をつけておいたほうがいいだろう。
社会人1年目から天引きされる健康保険料・年金保険料・雇用保険料・所得税や、2年目から天引きされる住民税などについては、早いうちから理解しておけばよかったと反省している先輩社員も少なくない。
こうした後悔をしないためには、給与明細を毎月見るようにして、分からないことは調べるとよいだろう。残業時間の管理にも役立つはずだ。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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