モーターの世界最大手Nidec(ニデック) <6594> 。1973年に代表取締役会長の永守重信氏が仲間3人と京都に設立した世界的大企業の新社名です。創業50周年を機に、2023年4月1日から新社名となり、「あんたNidecって、なんなのさ」のCMを目にした人もいるでしょう。「Nidec」が一体、何の略称か知っていますか?
■会社の理念は「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」
Nidecは、パソコン用などの小型モーターから産業用の超大型モーターまでを手掛けているメーカーです。
Nidecの旧社名は日本電産。つまり日本の「Ni」、電産の「de」、コーポレーションの「c」を合わせた略語です。
設立当時は、わずか9畳のプレハブ小屋でモーター事業を行なっていましたが、1年後の1974年には、早くもアメリカに代理店を構えています。その後も、創業時からの理念を貫き、圧倒的なスピード力と徹底的に取り組む経営で、2014年度には連結売上高が1兆円を超えました。さらに、2030年度までに、電気自動車や省エネ関連の事業を軌道に乗せて、売上高10兆円を目指すとしています。
■総合力を生かした経営で世界に進出
「Nidec」の強みは、研究開発から製造、販売までを行う総合的な経営力です。モーターは、現在100ヵ国以上で販売されており、世界シェアトップを誇る製品も多数あります。
たとえば家電や精密機器などに使われているブラシレスDCモーターや、車の電動パワステ用モーターは、世界シェア1位です。また、ノート型パソコンに内蔵されている薄型のHDDスピンドルモーターに関しては、世界シェアの80%を占めています。
文/編集・dメニューマネー編集部
【関連記事】
・「コストコ」徹底活用法!
・ポイントが貯まる・使える!dポイント投資のススメ(外部)
・1分で楽しめる「お金のクイズ」
・ブラックリストでも作れるクレジットカード5選!(外部)
・50代のためのイデコ活用講座