家庭でガスを使う場所には、お風呂やキッチンなどがあげられます。生活するのに欠かせないガスですが、気にせず行っている行動がガス代を引き上げる原因になっているかもしれません。早速、ガス代が高くなってしまうNGな習慣を見ていきましょう。
手軽で便利だからとお風呂をシャワーで済ませる
「熱いシャワーが好き」「家族全員がシャワーで済ませる」というシャワー派の人は、ガス代が高くなっているかもしれません。
お湯の温度を1度上げると、ガス代が0.2円/分高くなるというデータがあります。なかなか体が温まらないからと熱めのシャワーを流し続けるよりも、ぬるめの湯船に浸かる方がおすすめです。また、家族4人が1人5分ずつシャワーを使うと、浴槽約1杯分と同じガスを消費するそう。
温まりたいなら湯船に浸かり、シャワーを使うなら小人数&短時間で済ませましょう。
入浴時間がバラバラ……お風呂は追い炊きが当たり前
お風呂の追い焚き機能は、いつでも温かい湯船に浸かれて便利ですよね。最初に入浴してから数時間後に次の人が入ることも少なくはないでしょう。しかし、この追い焚き機能の使い過ぎはガスの無駄遣いになります。
お風呂のガス代を節約したいなら、冷めてしまったお湯を何度も追い焚きするのは止めて、できるだけ間隔を空けずに入浴する、浴槽にフタをして保温するなどお湯が冷めない工夫をするとよいでしょう。
調理は強火が命!火力に合わない調理器具を使う
ガスコンロの良さは、直火調理ができること。「パラパラのチャーハンには強火調理が必須!」などとフライパンの底からはみ出す程の火力で調理していませんか?この行為もガスの無駄遣いになります。
強火に設定しなくても、底面に全体に炎が当たれば十分加熱できます。例えば、水温20度の水1リットルを1日3回沸騰させる場合、強火を中火に替えると年間390円もの節約になるそう。
調理器具の大きさに合わせたり、中火調理を意識したりするだけでもガス代節約につながるのです。
ガス代の節約には日々の行動を少しだけ改めてみよう
ガスは使われている場所が限られるため、ちょっと使い方を見直すだけで大きな節約になるかもしれません。シャワー時間を1分減らす、お風呂はまとめて入る、火力に注意して調理するなど、決して難しいことではないため、意識して実践してみましょう。
文・木村千賀子
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