自動車税の支払いは、おトクさや便利さを理由にスマホやクレジットカードでという人が増えているだろうが、どのキャッシュレス決済にするかよく考えないと、後悔するかもしれない。よくある勘違いは次の3つのようなものがある。
勘違い1 スマホ決済ならどのサービスでもポイント還元がある
d払いやPayPay、ファミペイなど20種類以上あるスマホ決済でも支払いできるが、サービスによって税金の支払いが「ポイント付与の対象外」となる場合があるので注意したい。
たとえばau PAYは、「請求書支払い」の利用で0.5%が還元されていたが2023年4月からは対象外となった一方、楽天ペイは2023年4月から新たにポイント還元サービスが始まった。
自動車税が3万9,500円であれば、還元率が2%と0%の場合に得られるポイントに790円分の差がついてしまう(1ポイント1円の場合)。 d払いのように、事前エントリーを条件にオトクなキャンペーンを行っているる場合もあるので、ポイントを狙った納税は必ずサービス内容を確認してから試してほしい。
勘違い2 クレジットカード決済はポイント還元でおトクになる
クレジットカードで支払う場合は、税額に応じた利用料が加算されるので、損するケースもある点に気をつけたい。
たとえば自動車税3万4,500円の手数料は187円。還元率が1%であれば345円なので、手数料を引くと還元されるのは158円。0.5%還元であれば14円を損する計算だ。
支払う税額が大きいほど損をするので、利用は手数料を考えた上で慎重に選ぶ必要がある。
勘違い3 納税証明書は発行されなくても不便はない
キャッシュレス決済だと納税証明書が発行されないので、車検まで日にちがない、車を売る予定があるという人は、証明書の提出を求められる場合があるので注意しよう。
今は自動車税の納付確認が電子化されたため、車検時に納税証明書は提示しなくてもよいが、情報の反映に数週間から2ヵ月かかることもある。
お得さを意識するあまり手間が増えないよう、気を付けて納税方法を選びたい。
文/編集・dメニューマネー編集部
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