大企業で長く役員秘書を務めた経験者によると、スピード出世して役員までのぼりつめる人には、早い段階から「この人は将来役員になりそうだ」と感じさせる共通点があるという。スピード出世してきた役員たちには、どんな共通点があるのだろうか。

共通点1　部下を信頼してどんどん仕事を任せる

スピード出世する人は、部下や秘書の使い方が上手で、相手を信頼してどんどん仕事を任せるという。

役員たちは、重要な大枠はみているが、基本的に小さなことには口出ししない。部下や秘書が仕事で成長できるように、アドバイスやフォローする役に徹するからだ。

逆になかなか出世できない人は、部下をコントロールしがちだという。自分の思うやり方で仕事が進まないと気がすまず、小さなことばかり気にする傾向がある。

共通点2　どんな人にも謙虚に接する

出世する役員たちは、どんな人にも腰が低く謙虚な人が多い。忙しいのにどうしてここまで心配りができるのかと秘書が感心するほどだという。

外部の若い営業マンや会社のビルの警備員に対しても、「ありがとうございました」と必ず頭を下げて挨拶するそうだ。

誰に対しても謙虚な態度ばかりとっていると、相手に見くびられるのではないかと思う人もいるかもしれないが、実際は逆だという。謙虚でいられることは、自分に自信があることのあらわれだ。

スピード出世する人たちは、確固たる自信を持ち合わせているため、どんな人にも謙虚で物腰やわらかく接することができるのだという。

共通点3　心身ともにタフである

スピード出世して役員になる人たちは、海外出張で早朝に帰国しても、そのまま元気に出社し、会社では分刻みのスケジュールをこなす。そして、夜は会食に行くくらいの体力を持ち合わせているという。

そのため、普段からジムに通ったり、食事に気を付けたり、睡眠時間を十分にとったりと、体調管理に気をつかっている人が多い。

役員たちは精神的にもタフで、良い意味での鈍感力が高く、人の意見に左右されることが少ないため、周囲を自分のペースに巻き込むのがうまい。そのため、すぐに社内で一目を置かれる存在となりスピード出世をするのだ。

文/編集・dメニューマネー編集部

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