投資で資産を増やしたい

大手ゲーム株を5年前に買った人はいくら儲かった?カプコン、コーエーテクモ、バンナム

2023/05/29 07:00

日経平均株価が約33年ぶりの高値水準に戻るなど、日本株が強さを見せ、いろいろな銘柄に資金が向かっており、その一つが大手のゲーム株です。日本のゲーム株は、利益率の高いダウンロード販売の普及や人気ゲームによる展開で、収益力の高さが評価されています。 株式投資のトータルリターンは、「値上がり益」と「配当金」の受け取り額の合計

日経平均株価が約33年ぶりの高値水準に戻るなど、日本株が強さを見せ、いろいろな銘柄に資金が向かっており、その一つが大手のゲーム株です。日本のゲーム株は、利益率の高いダウンロード販売の普及や人気ゲームによる展開で、収益力の高さが評価されています。

株式投資のトータルリターンは、「値上がり益」と「配当金」の受け取り額の合計で計算されます。実際に5年前に大手のゲーム株を買った人はいくら儲かったのでしょうか?(以下、文中株価などは5月25日基準、株主優待や株式購入に必要な手数料や税金は考慮していません)。

カプコン──100株を5年前に買っていた人は配当金と値上がり益で約44万円の利益

「ストリームファイター」や「シリコンバイオハザード」、「モンスターハンター」など多数の人気ゲームを持つカプコン <9697> は、過去5年で株価が4.1倍に大きく上昇しています。

5年間の配当金受取額は、1株あたり260円です。株の上昇分に配当金の配当金の2万6000円を合わせると、約44万円儲かったことになります。4.3倍です。

100株あたりの金額に直すと、5年前に100株を13万2400円で買った人は、直近で54万3000円まで値上がりしました。

ちなみに過去1年間では、値上がり率は55%。10年間では約12.5倍に値上がりしています。

コーエーテクモHD──5年前に6万円投資した人は、トータルで投資額が約3.7倍に

「信長の野望」「三国志」「ウイニングポスト」など歴史や競馬シミュレーションゲームのあるコーエーテクモホールディングス <3635> の過去5年の株価は3.4倍に値上がりしています。

5年間の配当金受取額は、株式分割を考慮すると1株あたり257円です。配当金を含めたトータルリターンは277%でした。

100株あたりの金額に直すと、5年前に100株を6万9360円で買った人は、直近で株式分割で株数が増えた分を合わせると23万5500円まで値上がりしました。さらに配当金の2万5690円を合わせると、約19万円儲かったことになります。

コーエーテクモHDの過去1年間の値上がり率は6%とあまり変動していませんが、10年間では、9.9倍に値上がりしています。

バンダイナムコHD──5年前に14万円で100株買った人はトータルで21万円儲かった

バンダイナムコホールディングス <7832> の過去5年の株価は2.3倍に値上がりしました。「仮面ライダー」「ウルトラマン」「機動戦士ガンダム」「ドラゴンボール」「ワンピース」など幅広い世代に支持されるIPを持ち事業を展開しています。

5年間の配当金受取額は、株式分割を考慮したベースでは1株あたり317円です。配当金を含めたトータルリターンは148%でした。

100株あたりの金額に直すと、5年前に100株を14万5330円で買った人は、株数の増加分を加味して直近で32万8300円まで値上がりしました。さらに配当金の3万1670円を合わせると、約21万円儲かったことになります。

過去1年間の値上がり率は4%とほぼ横ばいでしたが、過去10年間では株価は5.9倍に値上がりしています。

※ 本記事はゲーム株の過去のリターンを紹介することを目的としたもので、投資の推奨をするものではありません。

文・北川茂樹(Webライター)
編集・dメニューマネー編集部

【MONEY TIMES・fuelle関連記事(外部に飛びます)】
ポイントが貯まる・使える!dポイント投資のススメ
ブラックリストでも作れるクレジットカード5選!
初心者が投資を始めるなら何がおすすめ?
お金がなくて困ったら…今すぐお金を借りる方法おしえます
積立NISAを始めるタイミングは2023年がベスト?