クレジットカードを既に使っている人からすると、現金をおろす手間もなく、ポイントも貯まるし支払いを先送りできるなど、メリットが多く手放せないものですが、ただ紛失や盗難の結果、悪用されるリスクもあります。
クレカを作っていない人の中には、「使い過ぎてしまう」という不安とともに、そういうリスクがひっかかっている人は少なくないはずです。しかし、クレカは正しい使い方をしていれば、不正利用されても補償されます。知識を身につけて、クレジットカードに対する恐怖を取り除きましょう。
不正利用されてもこれをしておけば補償される
クレジットカードが届いたら、必ずカード裏面に署名をしましょう。そもそも署名せずに使うのは規約違反ですし、不正利用された際に、補償の対象とならない場合があります。
クレジットカードの補償を受けるのには、カードの紛失や盗難に気がついたらすぐにカード会社に連絡することです。たとえばdカードでは、届出日から90日前までの損害のみが補償の対象となります。
カード会社は紛失時の相談窓口を用意しているので、スマートフォンの電話帳に番号を入れておく、カード会社のサイトをブックマークしておくなど、すぐに連絡できる準備をしておきましょう。
カードは手元にあっても不正利用され得る 通知サービスは登録を
カードが自分の手元にあり、なくしていなくも、不正利用される可能性があります。クレカの番号や有効期限、セキュリティコードが分かればネットで買い物できるからです。
最近、クレカの券面に番号や有効期限が書かれていない「ナンバーレスカード」がはやっているのは、こうした情報が簡単に知られないからでしょう。
手元にカードがあても、必ず定期的に利用明細を見て、身に覚えのない請求がないか確かめる習慣をつけましょう。カード利用があるとメールで通知してくれるサービスがある場合は設定しておきましょう。
こんな場合は補償されない よくある2つのケース
カードが使えるのは本人のみで、家族であっても他人に使わせてはいけません。本人以外が使っていると不正利用となり、トラブルがあっても補償されません。家族に使わせたい場合は家族カードを発行しましょう。
次に、当たり前と思われそうですが、暗証番号の管理には最大限の注意を払いましょう。なぜなら、正しい暗証番号を使った決済は、たとえ第三者が勝手に使った場合であっても、補償されないからです。
1234など簡単な番号や生年月日にしたり、カードに書き込んだり財布にメモを入れたりするのは止めましょう。
不正利用を100%防ぐ方法は、残念ながらありません。せめて不正利用された場合に補償を受けるために、カードは正しく利用しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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