6月1日から電力各社で電気代が値上げされると報じられ、節電を考えている人も多いでしょう。その一つとして、知らないうちに消費している「待機電力」に注目する方法があります。コンセントを差したままで消費される待機電力は、全消費電力量の約5%にも相当するそうです(資源エネルギー庁調べ)。
待機電力がかかるのはこんな家電
待機電力がかかる家電には主に、ガス温水器、テレビ、冷暖房兼用エアコンなどがあります。
待機電力と電気代を計算してみましょう。テレビの近くに設置している家庭も多いブルーレイレコーダーのある機種は、メーカーのサイトでは待機電力0.011kWhとなっています。電気代を30円/kWhとして、24時間30日にかかる費用を出すと、1ヵ月にかかる電気代は237.6円です。
待機電力は、メーカーや使い方、設定条件によって異なるため、製品カタログを確かめるとよいでしょう。たとえばブルーレイレコーダーの中には、すぐに起動するための設定ができる機種があり、これをオンにしておくと待機電力は増えてしまいます。
待機電力の消費を抑える3つの工夫
待機電力の消費を抑えるために、使わない家電のコンセントは抜いておきましょう。電源タップを使ってスイッチのオン・オフを切り替えるのも有効です。
しかし、待機電力を抑えるために値段の高い電源タップを買ってしまっては、節電の意味がありません。既に持っている電源タップを使えるか確かめるとよいでしょう。もし買うなら、いくら節約できるか想定してからにしましょう。
また、コンセントの抜き差しが普段の生活に支障をきたさないかどうかも重要です。特に、前述したガス温水器のコンセントは外にあることが多く、使い終わるたびに外へ出るのは非効率です。節約できる電気代とかかる手間を比べて検討しましょう。
待機電力を減らせないか、家の中を見て回ってはいかがでしょうか。
文/編集・dメニューマネー編集部
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