バイト・パートでも正社員と同じ有給休暇がもらえる?その条件は?派遣・契約の場合は?

2023/06/02 18:00

正社員ではなく、アルバイトやパート、派遣や業務委託など非正規雇用で働きたいという人が給料とともに気になるのが、休日、特に有給休暇がもらえるのかどうかでしょう。そもそもバイトやパートでも有給はもらえるのでしょうか。どんな条件ならもらえるのでしょうか。 パート・アルバイトの有給休暇日数は労働時間と労働日数で決まる 有給休暇

正社員ではなく、アルバイトやパート、派遣や業務委託など非正規雇用で働きたいという人が給料とともに気になるのが、休日、特に有給休暇がもらえるのかどうかでしょう。そもそもバイトやパートでも有給はもらえるのでしょうか。どんな条件ならもらえるのでしょうか。

パート・アルバイトの有給休暇日数は労働時間と労働日数で決まる

有給休暇をもらう条件は、入社して半年間継続して勤務していることと、その半年間に全労働日の8割以上出勤していることです。半年たってから後は、1年ごとに日数は増えます。

これには、たくさん出勤しているかどうかは関係なく、たとえば、週1日しか働かない人でももらえます。半年間のうちに8割なので、勤務が週1日の人は、半年間で25週あり勤務日が25日として、20日以上出勤していれば条件を満たします。

何日もらえるかは、労働時間と労働日数で決まります。

労働時間の一つの目安は、週30時間です。週30時間以上働いていれば、もらえる日数は正社員と同じです。これを下回る場合は、週の労働日数や勤続年数で決まります。

労働日数の目安は、週の労働日数が5日であれば10日もらえます。これは正社員と同じです。週4日勤務の人は7日、週3日なら5日、週2日は3日、週1日は1日と決められています。勤続年数が長くなると1年後にもらえる日数は増えます。

なおパートとバイトはいずれも短時間労働者ということで違いはありません。また、派遣や契約・嘱託は、正社員と同じ有休日数です。

パートやバイトの有給休暇日数を最大限に増やす働き方

有休日数を増やすには、週30時間以上働くことです。

しかし、その場合社会保険に加入しなければならないので、家族の扶養の範囲内で働きたい人には無理かもしれません。

それなら、労働時間は1日1時間でもいいので、週5日働くとよいでしょう。これなら正社員と同じ日数の有休がもらえます。

契約書に書かれていないならどうする?

実は有休については、雇用契約書に記載する必要はないので、何も書かれていないケースもあるかもしれません。また記載されている場合も、何日もらえるかは書かれておらず、「有給休暇 半年後から有」といった記載が多いようです。

契約書に有給休暇の日数がない場合は、署名する前に日数を確かめるとよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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