2023年に生産が終了するトヨタの自動車 パッソ、カムリほか

2023/06/03 08:00

トヨタ自動車 <7203> は、コンパクトカー「パッソ」やセダン「カムリ」などの生産を終了することを明らかにした。2023年をもって生産終了となる4つの車種を見てみよう。 「パッソ」9月に生産終了 兄弟車のダイハツ「ブーン」は販売継続? トヨタの最小コンパクトカーのパッソは、9月に生産終了と

トヨタ自動車 <7203> は、コンパクトカー「パッソ」やセダン「カムリ」などの生産を終了することを明らかにした。2023年をもって生産終了となる4つの車種を見てみよう。

「パッソ」9月に生産終了 兄弟車のダイハツ「ブーン」は販売継続?

パッソ
(画像=トヨタ自動車公式サイトより)

トヨタの最小コンパクトカーのパッソは、9月に生産終了となる。後継車についての情報は、今のところ発表されていない。

パッソは2004年に発売され、2016年には3代目モデルが登場したが、それ以降は大きな改良がなかった。

現行モデルを製造しているのはダイハツ工業 <7262> で、ダイハツでは「ブーン」という名称で販売されている。

ブーンは生産終了の発表がないので、パッソを注文できなかったという人にとっては選択肢の一つになるかもしれない。

セダン「カムリ」日本での43年の歴史に幕 海外専売に

カムリ
(画像=トヨタ自動車公式サイトより)

セダンのカムリは12月に国内での生産が終わるが、海外では販売が続く。1980年に「セリカ カムリ」という名称で発売されて以来、43年にわたって販売されてきたが、その歴史に幕を下ろす。

カムリの国内販売台数は、ピークの1990年には8万2,000台弱だったが、2022年には6,000台弱となった(日本自動車販売協会連合会)。

SUV(スポーツ用多用目的車)やミニバンの人気が高まり、販売台数が減ったことから生産終了が決まったようだ。

SNSでは「カムリが生産終了は悲しすぎる」「トヨタのセダンがどんどんなくなっていく」など、惜しむ声が上がっている。

小型SUV「C-HR」の国内生産が終了へ その他SUVに人気が流れた?

C-HR
(画像=トヨタ自動車公式サイトより)

小型SUVのC-HRは、7月に生産終了となる。トヨタのヨーロッパ部門ではC-HR初となるプラグインハイブリッドモデル(PHV)が開発されており、海外での販売は続けられる。

C-HRは2016年に発売され、国内販売台数は2019年にはおよそ5万5,000台だった。

しかし、2019年以降は「ライズ」「ヤリス クロス」などのコンパクトSUVが発売されたこともあってか、2022年の販売台数は1万台強に留まっていた。

「ピクシス ジョイ」6月に生産終了 ダイハツ版「キャスト スタイル」も生産終了へ

(画像=トヨタ自動車公式サイトより)
(画像=トヨタ自動車公式サイトより)

2016年に発売された軽自動車のピクシス ジョイは、6月に生産が終了する。後継モデルなどは、今のところ発表されていない。

ピクシス ジョイを製造しているのはダイハツ工業。ダイハツ版「キャスト スタイル」も同時期に生産終了となる。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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