借金でよく聞く言葉「リボ払いと分割払い」「連帯保証と連帯債務」はどう違う?

2023/06/09 10:00

クレジットカードを利用する際に聞く「リボ払い」と「分割払い」、住宅ローンを検討する際によく耳にする「連帯保証」と「連帯債務」は似ているようで意味はまったく異なります。この2つの違い、分かりますか? 「リボ払い」と「分割払い」の違いは? 「リボ払い」は、毎月一定の額を指定して返済する方式で、「分割払い」は、利用明細ごとに

クレジットカードを利用する際に聞く「リボ払い」と「分割払い」、住宅ローンを検討する際によく耳にする「連帯保証」と「連帯債務」は似ているようで意味はまったく異なります。この2つの違い、分かりますか?

「リボ払い」と「分割払い」の違いは?

「リボ払い」は、毎月一定の額を指定して返済する方式で、「分割払い」は、利用明細ごとに返済回数を指定する方式という違いがあります。

「リボ払い」は、「毎月の支払額」をほぼ一定にする返済方法で、支払額には手数料も含まれます。リボ払いの手数料は、毎月返済後に「支払が残っている金額」に対して発生します。

リボ払いで次々買い物をすると気が付けば支払残高が増え、返済期間が延びていることがあります。繰り上げ返済などで残高を減らせば、手数料の節約と返済期間の短縮につながります。

一方、「分割払い」とは、クレジットカードを利用する件数ごとに「支払回数」を決定する返済方法で、手数料は、「利用額(カードで買った品物の代金)」に対して発生します。

リボ払いとは異なり、返済期間が明確なのが分割払いのメリットです。手数料は2回払いなら無料のケースが多いですが、支払回数が増えるほど金利は高くなります。

「連帯保証」と「連帯債務」の違いは?

「連帯保証」は、主たる債務者の返済を保証することで、「連帯債務」は、一つの債権に対して複数が債務者になることです。

「連帯保証」とは、一方が債務者となり、もう一方が連帯保証人となることです。債務者が返済できなくなった場合に、連帯保証人が返済の義務を負います。

住宅ローンには、死亡した場合に完済される「団体信用生命保険」という制度がありますが、加入できるのは債務者だけで、連帯保証人は加入できません。税額控除の「住宅ローン控除」も債務者のみ利用できます。

「連帯債務」とは、一方が主たる債務者、もう一方が連帯債務者となることです。どちらも債務者として返済義務を負います。団体信用生命保険に加入できるのは主債務者1人が基本です。

連帯債務の場合、それぞれが持分割合まで住宅ローン控除を利用できます。持分割合は購入資金を負担した割合で決まります。

文/編集・dメニューマネー編集部

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