将棋の藤井聡太棋士が5月31日の名人戦第5局で、渡辺明名人を破り、対戦成績4勝1敗で名人位を奪取しました。これで竜王、王将、王位、叡王、棋王、棋聖とあわせて7つのタイトルを獲得したことになります。 はたして藤井名人は全冠制覇したことになるのでしょうか? 羽生九段以来の7冠制覇 7冠制覇というと、羽生善治九段が1996年
将棋の藤井聡太棋士が5月31日の名人戦第5局で、渡辺明名人を破り、対戦成績4勝1敗で名人位を奪取しました。これで竜王、王将、王位、叡王、棋王、棋聖とあわせて7つのタイトルを獲得したことになります。
はたして藤井名人は全冠制覇したことになるのでしょうか?
羽生九段以来の7冠制覇
7冠制覇というと、羽生善治九段が1996年2月、当時25歳で達成しています。羽生九段は1989 年12月、当時19歳2ヵ月で竜王位を獲得。その後、竜王位を一時失うものの、棋王、王座、棋聖、王位、名人、王将を獲得して全7冠を制覇しました。
ただしその年の7月、棋聖を失って7冠でなくなっています。
藤井名人は今回、羽生九段以来の7冠となりましたが、実は現在は、当時なかった叡王位があるため、タイトル戦は8つあります。つまり、藤井7冠はまだ全冠を制覇したわけではありません。答えはNOです。
全冠制覇なるか?
全冠制覇するには、あと1つ・王座を取らなければいけませんが、このほかに「現在持っている2つのタイトルを守る」ことも条件です。ただ、もし早ければ今年の秋には達成する可能性があります。
なお藤井名人は20歳10ヵ月で誕生しており、これは谷川浩司十七世名人が持つ21歳2ヵ月という最年少名人記録を約40年ぶりに更新したという意味も持ちます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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