2022年の合計特殊出生率が「1.26」だったことが分かりました。合計特殊出生は、1人の女性が生涯で出産する子どもの数を示すものです。
子供が生まれる数(出生数)は第二次ベビーブーム以降、減少傾向にあり、2022年の数字は77万747人でした。これは過去最少の数字で、統計を始めた1899年以来初めて80万人を下回ったといいます。
一方、この出生率は、2000年代後半から2015年ごろまでかけて実は増えていました。
2022年の1.26という数字ですが、1.3を下回ったのは過去初めてでしょうか?
合計特殊出生率とは?人口維持に必要な水準は?
出生率は地域によって差があり、都道府県別で最も高かったのは沖縄県の1.70で、最も低かったのは東京都の1.04人だったそうです。
2022年の出生率は全体では1.26ですが、これは7年連続の減少です。2021年は、前年の2020年から0.03ポイント下がって1.3でした。21年から22年にかけて、さらに0.05ポイント下がっています。
過去最も低かったのは2005年の1.26です。つまり1.3を切ったのは2022年が初めてではありません。答えはNOです。
なお、合計特殊出生率は、15~49歳の女性が産んだ子どもの数を、それぞれの年齢別の人口で割って合算して出します。専門家によって違いはあるようですが、1.5未満が「超少子化」とされ、1.3未満はさらに深刻な状態とされます。
人口を維持するには2.06~07が必要とされていますが、終戦直後は4.0を超えていました。1947~49年生まれ(団塊世代)が20代後半になった75年に2を割り、以来、低下傾向が続いています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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