株式会社さとみワークスは、2022年の設立以来、小規模企業向けの広告・広報制作を専門に提供する会社として、クライアントとの深い関係性を築き、大手企業には真似できない個別のサービスを得意としてきました。松下幸之助の言葉、「どんなに良い製品も世の人々に知らせなければ意味がない。宣伝広告本来の意義はそこにある」を信じ、お客様の素晴らしい商品・サービスを、それを必要とする人々に適切に伝えるための広告制作と発信サポートをしています。
本ストーリーでは、代表取締役である水野里美が会社を作った経緯と、現在行っているLGBTQについてのプロジェクト「Go Positive」に懸ける思いをお伝えします。
水野里美(ミズノ サトミ)
1986年生まれ 福祉職を10年務めた後、zoom交流会で知り合った企業ブランディングをしている会社の社長と知り合い、協業パートナーとして個人や法人を対象にブランディングとデジタルサポートを提供。その経験を活かし、2022年8月からは自分の会社を設立。自称「問い合わせを増やす専門家」 @min_works63(Twitterアカウント)
大学で福祉を専攻、社会福祉法人に就職。過疎地域の活性化に関心を持つ
大学時代に福祉分野を専攻し、過疎地域の地域活性化に関する研究に取り組む中で、地域の魅力を広めることへの強い関心を抱くようになりました。さらに、地域の町づくりメンバーとしての活動を通じて、これらの地域資源を最大限に活かすための具体的な手段について深く理解する機会を得ました。
大学卒業後、社会福祉士の資格を取得し、社会福祉法人の会社に就職しました。ここでの初期の経験は介護の現場から始まりましたが、その後、地域包括支援センターという介護保険や虐待対応、認知症の相談窓口の部署に配属され、多様な福祉課題に対応するための経験を積みました。
この仕事はやりがいがありましたが、人間関係のトラブルに悩むことが多く、キャリアの次のステップを模索する中で、株式会社イロトリドリノの代表取締役堀江氏と偶然出会いました。この出会いが、新たなキャリアパスへの扉を開くきっかけとなりました。
企業の情報発信の重要性を認識し、2022年に起業
新型コロナウイルスの影響で盛んになったZoom交流会を通じて、株式会社イロトリドリノの代表取締役、堀江氏と出会ったことが、新たなキャリアの始まりとなりました。彼と共に協業パートナーとして働く選択をし、ブランディングとデジタルサポートの提供を行うこととなりました。デジタルサポートは、SNSの運用アドバイスを含むもので、担当範囲は花屋、印刷会社、美容代理店など多岐にわたりました。
この経験から、情報発信の重要性を強く理解しました。一方で、自社の商品・サービスに精通している社長が、それをどう伝えたら良いのか分からない、または伝えるポイントを間違っているという問題を見つけました。
この課題を解決するために、2022年8月に自分の会社を設立しました。マーケティングの視点から顧客の問題を捉え、集客や問い合わせ数の増加につながるサポートを提供することに重点を置いています。
最初の仕事依頼はInstagramでの水素吸入器レンタルサービスの提供
起業して最初にいただいた仕事の依頼は、東京八王子の水素吸入サロンからInstagramを通じたビジネス拡大の依頼でした。この仕事に取り組んだ結果、Instagram上で水素吸入器レンタルを提供し、わずか1ヶ月で5件の契約成立に繋がりました。
今振り返ると、成功の秘訣は「水素吸入の重要性」を明確に伝え、見る人にその必要性を理解してもらうことでした。視覚的要素、例えば画像配置や文字の大きさの工夫もしました。また、フォロワー数については重視せず、より質の高い投稿に焦点を当てました。
これらの取り組みにより、サロンのオーナーから「Instagramを使ったビジネス拡大に成功した」と喜びの声をもらいました。
LGBTQ啓発の新たな取り組みとして"Go Positive"を開始
現在、私はLGBTQの認識を広めるための新たな取り組み"Go Positive"というプロモーションの広告・広報に注力しています。
この依頼はTwitterでフォロワー数が4万人を超える人気心理カウンセラー、りゅうこころ先生からあり、悲劇的に命を絶ってしまった一人の娘さんの物語を書き綴った『きみのとなり』という本が日本橋出版から2023年9月〜10月に発売される予定です。
このプロモーション活動の重要なポイントは、「性の多様性」について、それがどんなに浅い理解であっても、知ることが重要だという認識を共有することです。
しかし、その捉え方一つでネガティブな印象になってしまう可能性もあるため、「Go Positive」を合言葉に掲げ、自分自身や他人に優しい社会作りをゴールとしています。
このプロモーションは現在、30~40代の親世代をターゲットに Instagram、Facebookページを作成し、LGBTQの方々が抱える問題を分かりやすく取り上げています。
今後はLGBTQの当事者の方も取り込めるようなコミュニティも兼ねた特設サイトを作成。そして書籍のプロモーションを開始する予定で動いています。
InstagramなどでLGBTQ、性的マイノリティに関する情報を発信しつつ、当事者の方にも参加してもらいながら8月に開始する書籍のプロモーションであるクラウドファンディングが始まります。
今後は日本の製品・産物・文化の魅力を海外に発信したい
現在、日本にある会社の97%は中小企業だと言われています。日本の中小企業は海外の人が驚くような品質の製品や、世界が必要としている商品・サービスを持っています。日本の食文化、伝統工芸、各都道府県の観光や産物、そして現代カルチャーは海外の人たちに人気です。私はその魅力を広く世界に伝え、日本の素晴らしさを国内外に発信することをしていきたいと考えています。
【会社概要】
社名:株式会社さとみワークス
代表取締役:水野里美
会社住所:東京都中央区日本橋室町1丁目11番12号 日本橋水野ビル7階
このコンテンツは、株式会社さとみワークスが取材・執筆・公開しています。
(2023年6月19日公開記事)