実写化が成功したと思うアニメランキングで3位の『カイジ』、2位の『銀魂』を抑えて1位になったのは──。歴代の実写化映画の興行収入とともにチェックしてみよう。
『るろうに剣心』が堂々の首位に
アニメ・漫画が好きな全国10代〜50代を対象にしたアンケート・サンプルが300と少ないが、上位5位は次の通りとなった(エンタメ情報サービス「ciatr」実施)。
1位 るろうに剣心(38.0%)
2位 銀魂(16.0%)
3位 カイジ(7.7%)
4位 キングダム(7.0%)
5位 今日から俺は!!(5.7%)
現在は最終章である『The Beginning』『The Final』が公開されていることもあってか、『るろうに剣心』が首位。
選んだ理由として、「るろ剣の圧倒的なまでの徹底した作り込み要素の多さには胸を震わせるものがあるから」「迫力満点、アニメを超えている」などがあった。
最終章は6月最初の土日の興行収入はそれぞれ3億6300万円、1億900万円となり、週間映画ランキングのワンツーフィニッシュを飾った。
漫画・アニメ実写化映画の歴代興行収入ランキングは?
果たして漫画・アニメ実写化映画は、どれくらいの興行収入をあげているのだろうか。映画の行収入ランキングから、漫画・アニメを実写化した作品のみを抽出してみたい。1〜10位は次の通りとなっている。実写化が成功したと思うランキングと比較してみると面白いかもしれない。
(カッコ内は興行収入と公開年)
1位 ROOKIES 卒業(85.5億円、2009年)
2位 THE LAST MESSAGE 海猿(80.4億円、2010年)
3位 花より男子ファイナル(77.5億円、2008年)
4位 BRAVE HEARTS 海猿(73.3億円、2012年)
5位 LIMIT OF LOVE海猿(71.0億円、2006年)
6位 テルマエ・ロマエ(58.1億円、2012年)
7位 キングダム(54.7億円、2019年)
8位 るろうに剣心 京都大火編(53.8億円、2014年)
9位 デスノート the Last name(52.0億円、2006年)
10位 ALWAYS 続・三丁目の夕日(45.6億円、2007年)
こうしてみると3作品も入っている『海猿』シリーズの強さが際立つ。その他の作品も続編が多いことが分かる。『キングダム』も続編の制作が既に発表されているし、『テルマエ・ロマエ』もここには入っていないが続編(II)が作られている。
映画会社にとっても、原作が人気になっている作品を映画化することには、(イメージと違うといった指摘など)リスクもある反面、手堅く動員・興収が見込める、おいしい仕掛けなのかもしれない。
文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Emir Simsek / stock.adobe.com
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