「ベンチマーク」TOPIXなど、投信が運用の指標とする指数

2021/06/15 07:00

https://money.smt.docomo.ne.jp/image/NMolFOnlT4m-6C5GBr9E4A.jpg
投資の世界においてのベンチマークとは、運用の指標としている基準や水準のことです。たとえば、日本株で運用する投資信託(投信)は、TOPIX(東証株価指数)やモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が算出しているMSCIといった株価指数をベンチマークとし、それを上回る運用を目指します。 ベンチマークを上回って

投資の世界においてのベンチマークとは、運用の指標としている基準や水準のことです。たとえば、日本株で運用する投資信託(投信)は、TOPIX東証株価指数)やモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社が算出しているMSCIといった株価指数をベンチマークとし、それを上回る運用を目指します。

ベンチマークを上回っていれば、投信の運用は成功

投資家としてはできるだけ多くのリターンを追求してもらいたいところですが、リターンには常に同等のリスクが伴います。投資家から集めた資金を運用するファンドマネージャーは、ベンチマークを参考にリスクを回避しながら複数の銘柄に分散投資して運用することになります。極端な話、ベンチマークが20%値下がりしている場合、投信が15%の値下がりならばその投信の運用は成功していることになります。逆に、投信のパフォーマンスが15%上昇していてもベンチマークの上昇が20%ならば、投信の運用は失敗しているといえます。何をベンチマークとしているかは、投信の目論見書などで確認できます。【お金の単語帳】