「カラ売り」株価が下落するほど、利益が大きくなる信用取引の手法

2021/06/17 07:00

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カラ売り(空売り)は、証券会社や証券金融会社から株を借りてきて売ることで、株価の下落によって収益を狙う信用取引における投資手法です。現物株投資であれば、株式を安く買って高く売ることで利益を狙いますが、信用取引ではお金を借りて株を買ったり(株価上昇で利益)、株を借りて売り(株価下落で利益)から入ることもできます。 損失無

カラ売り(空売り)は、証券会社や証券金融会社から株を借りてきて売ることで、株価の下落によって収益を狙う信用取引における投資手法です。現物株投資であれば、株式を安く買って高く売ることで利益を狙いますが、信用取引ではお金を借りて株を買ったり(株価上昇で利益)、株を借りて売り(株価下落で利益)から入ることもできます。

損失無限大のカラ売りは、ハイリスクな側面も

株を保有していないのに売るというのは少し混乱するかもしれませんが、通常の買いとは逆に、売った時点の株価より買い戻した(反対売買)時点の株価が安ければその差額が利益となります。ちなみに、一般的な株の買いでは、損失は投資金額に限定(株価がゼロ円になってしまう)されますが、カラ売りでは株価が青天井に上がることも考えられ、損失は無限大の可能性があります。相場の格言には、「買いは家まで、売りは命まで」というものもあり、カラ売りのリスクの高さを説いています。【お金の単語帳】