「時価総額」上場企業の規模を示し、企業にとっても気になる数値

2021/06/17 15:00

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時価総額は上場企業の規模を示すもので、「株価×発行済み株式数」で計算します。時価総額の計算には株価が大きくかかわってきますので、企業の規模だけではなく、企業の将来性や投資家の期待の高さなども反映されているといっていいでしょう。なお、発行済み株式数と上場株式数が異なる企業の場合、上場株式数を計算に用いるケースもあります。

時価総額は上場企業の規模を示すもので、「株価×発行済み株式数」で計算します。時価総額の計算には株価が大きくかかわってきますので、企業の規模だけではなく、企業の将来性や投資家の期待の高さなども反映されているといっていいでしょう。なお、発行済み株式数と上場株式数が異なる企業の場合、上場株式数を計算に用いるケースもあります。

小さいほど値動きが荒く、大きいほど値動きが安定

機関投資家や投信のファンドマネージャーなどは、時価総額の小さな企業には積極的に投資できないことも少なくありません。そのため、企業側にとっても自社の時価総額はとても気になる数値となります。一般的には、時価総額が小さい企業ほど株価の値動きが激しくなります。ちなみに、東京証券取引所に上場する企業の時価総額トップはトヨタ自動車で約29兆円(21年5月25日現在)、2位はソフトバンクグループの約14兆4000億円(同)、3位はソニーグループの約13兆6000億円となっています。【お金の単語帳】