証券保管振替機構とは、株券などの有価証券の保管や受け渡しを行う保管振替機関です。略して「ほふり」とも呼ばれます。証券会社などから預託された株券などを保管するほか、株主が売買したり、担保に差し入れたりした場合、株券自体を受け渡すのではなく、口座振替による権利処理を行います。これにより、同じ銘柄の株式を別々の証券会社で購入しても、同じ株主番号でまとめて保有することができます。

証券決済インフラ業務を担う国内唯一の組織

法務省の指定を受け、上場株式のほか、国債を除く公共債、社債、短期社債、投資信託など、資本市場における多岐にわたる種類の電子化された証券の振替などを行っています。総合的な証券決済インフラ業務を担う、日本で唯一の組織といえます。【お金の単語帳】