米国雇用統計は、米国の雇用情勢を示す重要な経済指標です。原則、毎月第１金曜日の日本時間22時30分（サマータイム導入時は21時30分）に米国労働省より発表されます。発表内容は十数項目ありますが、特に注目されるのが「非農業部門雇用者数」と「失業率」で、これはFRB（連邦準備制度理事会）の金融政策にも大きな影響を与えるとされています。

世界中のFX投資家が注目する雇用統計の数値

また、ここで発表される数値が事前予想に対してポジティブなのかネガティブなのかによって、米国株や外国為替に大きな影響を与えるため世界中の投資家が注目しています。特にFX（外国為替証拠金取引）の世界では、米国雇用統計は月に1度の大イベントとされていて、発表時間にはパソコンに張り付いている短期投資家も少なくありません。一般的には、事前予想に対してポジティブなら米ドルや米国株が買われることになります。【お金の単語帳】