外国人が日本で「高い」と感じるのはどんなものでしょうか。外国人が日本で「高すぎる」と思ったものを3つ紹介します。
1.交通費
多くの外国人が「高すぎる!」と思うのが交通費です。公共交通機関の運賃や車コストが自国より高いと感じる外国人が多いようです。
その一例として、以前筆者が住んだ香港と日本について、公共交通機関の大人初乗り運賃(2021年6月時点)を比較してみました。
鉄道(地上)
日本:JR東日本1駅 (1~3km) | 香港:MTR1駅 |
切符150円 ICカード147円 | 切符4HKドル(約56円) ICカード3.9ドル(約54円) |
地下鉄
日本:東京メトロ1駅 (1~6㎞) | 香港:MTR1駅 |
切符170円 ICカード168円 | 切符5HKドル(約70円) ICカード(約64円) |
バス
日本:東京都交通局 一般系統の普通運賃 | 香港:City Bus |
210円 ※東京23区内は均一運賃 | 距離によって異なる ※近距離は日本円で数十円の場合も |
タクシー
日本全国 | 香港全土 |
420~780円 | 24HKドル(336円) |
香港と比較してみると、確かに日本の交通費のほうがかなり高いようです。
2.食品
外国人は日本の食品価格も高く感じるようです。中でも多くの外国人が高いと思うのが果物や野菜です。これは日本の食料自給率の低さが一因のようです。
食料自給率が高い国は、輸入コストがない分食品の価格を安くできます。そのような国から来た外国人が日本の野菜や果物を高いと感じるのは当然かもしれません。
3.家賃
家賃の高さも多くの外国人が指摘します。特に大都市圏の家賃の高さは日本人も認めるところです。
地方に行けばそうでもありませんが、外国人の多くは大都市圏に住んでいます。
たとえば、JR山手線沿線の家賃の相場は2LDK~3LDKで18万円台~46万円台。同じ東京でも多摩地区には同じ条件で家賃が10万円を切るところもありますが、総じて外国人にとっては高いようです(ライフルホーム調べ)。
他にもある!外国人が「高い」と思うもの
他に外国人が「高い」ものとして挙げたものに、携帯代、サービス関連料金、映画代があります。特に携帯代の高さは政府が問題視するほどのレベルです。また、日本人自身も同じように感じていますので、この点では外国人と意見が一致するでしょう。
外国人が「安い」と思うものもある
一方、日本に来た外国人が「安い」と思うものもあります。
たとえば、家電や100均商品の安さは世界的に有名です。また、牛丼などのファストフードやアニメグッズもコスパの高さで外国人に人気です。
このように、日本にも世界的に見て安いものはあります。日本に住む外国人もそのことは承知しており、安いものと高いものを上手に買い分けています。
その点について外国人と情報交換すれば、家計のやりくりの参考になるかもしれません。
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。
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