「説得力がなくて話を最後まで聞いてもらえない」「営業してもあしらわれて悩んでいる」という方もいらっしゃると思います。なぜ「説得力がない人」と思われてしまうのでしょうか。この記事では、過去に銀行で働いていた筆者が、実務経験から説得力がないと感じた人の特徴を説明します。
具体的な数字を出して説明しない人
銀行員として経営者から企業の業績などの説明を受ける機会が多かったのですが、数字を出しての説明がない場合、判断できないことが多くありました。
相手が理解できるように具体的な数字やデータを出して説明できない人は説得力がないと思われてしまいがちです。
例えば、「たくさん売れた」という表現ではなく「昨年比+〇%の売上増」と言われたほうが格段に理解しやすいですよね。日常の会話でも具体的な数字を出した方が相手に伝わりやすくなります。
自信がなさそうな人
正しいことを言っていても声が小さい、猫背、相手の顔を伺いすぎる人は自信がないように見えてしまいます。その結果、信用していいのか相手を不安にさせてしまいます。
相手に自分の意見を聞いてもらいたいときには、堂々とはっきり話すように心がけると良いでしょう。
例え話が分かりにくい
例え話をすることにより、相手の理解も深まりやすくなります。しかし、この例え話が分かりにくいと、かえって相手を困惑させてしまうのです。
複雑な内容、かつ登場人物が多いと相手も混乱してしまうので、なるべくシンプルな例え話にしましょう。
具体的にわかりやすく説明する
説得力を増したいと思うのであれば、説明する時に具体的な数字を出して話すようにしましょう。数字を出すことで相手も格段に理解しやすくなります。
また、自信がなさそうな態度もNG。正しいことを言っていても「信用していいのかな」と思われてしまう危険性があります。例え話もややこしいとかえってわかりにくくなるので、シンプルに相手が想像しやすいような配慮をしましょう。
文・勝目麻希
(2022年2月14日公開記事)