英国のゲーム開発スタジオがNintendo Switch向けに配信を始めた、あるアプリが投資家や金融関係者、エンジニアらの間で話題になりました。それは「関数電卓」のアプリです。「関数電卓」は投資家やファイナンシャルプランナーにはなじみのある存在です。果たして、どんなことができるのでしょうか。
海外での先行販売を経て日本で発売
開発したのは英国のSabecで、アプリの名前はズバリ「Calculator」。ダウンロード専売で、価格は899円。既に5月には海外で配信しており、6月24日から日本でも配信されています。ゲームではなく単なる電卓アプリがNintendo Switchで配信されたとして、海外では大きな注目を集めました。
「関数電卓」は何ができる?
関数電卓とは、複雑な計算ができる電卓です。単純な足し算・引き算・掛け算・割り算だけでなく、分数、三角関数、指数関数など通常の電卓にはできない計算ができます。
関数電卓は理系の学生が使うというイメージが強いかもしれませんが、「金融電卓」とも呼ばれるなど、金融業界の関係者や、個人投資家にもなじみのあるツールです。
投資・金融の世界では数字によるシミュレーションが不可欠です。投資の利回りを計算したり、ローンの返済額を計算したり。
たとえば「年利0.2%の半年複利で月々10万円を2年間積み立てるといくらになるのか」「3,000万円を利率2%の30年ローンで返済する場合の月々の返済額はいくらになるのか(返済総額はいくらか)」といった計算ができます。
関数電卓(金融電卓)は、安いもので1000円程度から買えますが、売れ筋は3000円から8000円程度のもののようです。高いものでは3万円、6万円という高級品もあります。
Nintendo Switchでこの関数電卓を使いたい人たちがどれだけいるか分かりませんが、どれくらい売れて、どのように活用されるか注目です。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月1日公開記事)
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