9月と3月は自動車ディーラーの決算時期で、ディーラーは特に売りたがるため、さまざまなサービスが期待でき、ある意味、“買い時”ともいえます。買う前に勧められる「延長保証」は入ったほうがいいのでしょうか。
“延長”する前の基本的な「保証」の仕組み
車の保証は、「一般保証」と「特別保証」があり、「一般保証」の対象はエアコンやパワーウィンドーなど快適な装備に関する部分、「特別保証」の対象はエンジンやブレーキなど車にとって大切な「走る・曲がる・止まる」に深く関わる部品です。
期間としては、国産車の場合一般保証が3年または(走行距離)5万kmのいずれか早いほう、特別保証は5年または10万kmのいずれか早いほうです。
延長保証は、一般保証の延長を特別保証と同じ期間に引き延ばすものです。料金はメーカーやディーラーによりますが、排気量が1500ccコンパクトカーであれば1万円程度、2000ccクラスのファミリーカーなら1万5000円ほどです。
延長保証はいつでも入れるが、安くなるのはこの時
延長保証は、新車の購入時なら10%程度割り引いてもらいやすいです。ただ新車を買った3年後、最初の車検時に入ることもできます。
ただ新車購入時に入っていなくても、最初の車検までに延長保証に入っておくとさらに2年間、保証を延長できる場合もあります。
車は電子部品が多く、壊れると意外と費用がかかる
延長保証に入っても、保険である以上、車が壊れなけければ料金は無駄になります。ただ、最近の車は性能や品質が上がっているとはいえ、電子部品も多く、部品代も高くなっており、壊れてしまうと修理代が数万円単位でかかると考えたほうがよいでしょう。
かかる修理費としては、たとえばパワーウィンドーは1万5,000円くらい、カーナビは7万円くらい、エアコン関連だと10万円くらいといわれます。
そうした出費をしたくないなら、加入を考えてもよいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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