銀行員は、多くの人の“お金との付き合い方”に触れる中で、お金が貯まる人、貯まらない人にはそれぞれ共通点があると感じているという。たとえば、「もらった給料が余ったらしっかり貯金している」という人は、実はお金がなかなか貯まらない人の共通点だというのだ。なぜお金が貯まらないのだろうか?他にどんな共通点があるのだろうか?
お金が貯まらない人がやりがちなNG貯金術
お金の貯まらない人には特徴があり、そもそも先取り貯金というものを理解していなかったりする。貯金が下手な人の共通点として、次のようなものがあげられる。
余った額で貯蓄をしようと思っている
余ったお金を貯蓄すればいいと考える人もいるだろう。しかし、あらかじめ制限をつけておかなければ、ついつい生活費に使いすぎてしまう。
お金を貯めるのが上手い人は、給料日の翌日には一定の金額をそのまま定期預金や財形貯金へ資金移動している。そうすることで強制的に資産を増やせる。
リターンを求めるのであれば、銀行貯金より利回りを得られる可能性があるつみたてNISAを使っての投資を考えてもよいだろう。
貯蓄を引き出してしまう
せっかくお金をコツコツ貯めても、欲しいものができるたびに引き出してしまえば、いつまで経ってもお金は貯まらない。
定期預金やつみたてNISAは自分で解約できてしまうので、意思が弱い人にはiDeCoで積み立てるのがよい。
iDeCoは原則60歳まで引き出せない。老後を考えて強制的に資産を増やしたいのであれば、活用してもよいかもしれない。
お金が貯まらない人の特徴
ある程度収入があっても貯金ができないという人は、間違った貯金術を日常に取り入れているかもしれない。お金が貯まらない人の特徴として、次のようなものがあげられる。
整理整頓ができない
整理整頓ができない人はお金が貯まりにくい傾向にある。
整理整頓が下手だと、お金の管理がずさんになり、収支のバランスを考えずに使ってしまい、家計が赤字になってしまうことが多い。
また、ものの管理がずさんな場合は重複買いなどの無駄な支出が原因でお金が貯まりにくくなる。
それを防ぐためにも、まずは身の回りの整理整頓を行い、毎月のお金の出入りも整理整頓することが大切だ。
時間の管理が下手な人
時間の管理が下手な人もお金が貯まりにくい。
時間の管理が下手だと出がけにバタバタして忘れ物が多くなり、無駄な支出が生まれることが多い。
その典型として「ビニール傘が何本も家にある人」があげられる。
また、優待金利の定期預金の満期が過ぎて通常金利に戻っていたことに長い間気づかず、金利面で損をしてしまうケースも時間の管理が下手な人に起こりがちだ。
その結果、お金を貯められない人になってしまう。
自分にその自覚がある場合はすぐに時間の管理方法を見直し、常に余裕をもって行動できるように心がけよう。
それによって無駄な支出が減り、お金が貯まってくるはずだ。
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元銀行員が見抜く「お金が貯まらない人の特徴5選」
文/編集・dメニューマネー編集部
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