移民の街から経済と産業の中心地に
日本から飛行機で約24時間、地球の裏側にある都市です。1910年から1960年にかけて、多くの日本人の移民がこの街に渡りました。コーヒー栽培により発展し、コーヒーの都として知られる「聖保羅」とはブラジルのどこの都市でしょうか?
正解はサンパウロです。1830年頃から始まったコーヒー栽培による好景気と、コーヒー農園の人手不足解消のための移住者導入により栄えたサンパウロ。サントス港へのコーヒーの送り出し基地として、世界中にその名を知られるようになりました。1920年代には南米第一の工業都市となり、サンパウロ州は国内総生産の約3割を占める経済と産業の中心地となっています。
同市には今も多くの日系人が暮らしています。 “リベルダージ”と呼ばれる東洋人街では日本の調味料や寿司などが購入できるほか、大鳥居や提灯に漢字で書かれた看板が並び、NHKニュースもリアルタイムで見られるとか。
ブラジル版エッツィーElo7を本家が買収
ブラジルは2019年に「世界で5番目にフィンテック分野への資金調達を多く行った国」に選ばれ流など、海外のフィンテック企業からの関心度が高まっています。
サンパウロを拠点とするElo7は、5万6000人以上の出品者と約190万人のユーザーを擁する、ブラジル最大のEコマースサイト運営企業です。アメリカのEtsyと似たビジネスモデルを構築しており、“ブラジルのEtsy”と呼ばれています。2021年6月に、同社はEtsyに240億で買収され、子会社になったことを発表。名実ともに“ブラジルのEtsy”となったようです。
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月18日公開記事)
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