エネルギー、鉱物が豊富な資源大国
ユーラシア大陸の中心にある、世界第9位の国土を持つ国です。2013年に、ミニストップが日本のコンビニとして初進出しました。ただ、翌年には物価の上昇を理由に現地企業との協業を解消、早々に撤退しています。「哈薩克斯坦」とはどこの国でしょうか?
正解はカザフスタンです。国土は日本の約7倍ですが、人口は1900万人ほど。それでも、中央アジア最多の人口を誇ります。首都のヌルスルタンは、初代大統領の名前にちなんでつけられたそうです。
カザフスタンは石油、天然ガスなどのエネルギー資源、鉱物資源に恵まれた国です。レアメタルなどの非鉄金属も多く産出しています。亜鉛は世界6位、ウランの生産量とクロムの埋蔵量はともに世界1位です。
カザフスタンの産業構造は、石油、ガスをはじめとする資源エネルギー分野に大きく偏っているのが特徴のひとつ。政府はエネルギー・鉱物・資源開発への外資導入を狙いつつ、産業の持続的発展に向けたイノベーションの推進に取り組んでいますが、いまだ産業の多様化は実現できていないようです。
日本企業との連携を強化
カザフスタンの初代大統領のヌルスルタン・アビシュリ・ナザルバエフは、カザフスタンの独立後、2019年までの約30年にわたり大統領を務めました。同氏はナザルバエフ大学内に、スタートアップエコシステム NURISを設立。NURISはカザフスタンの起業家や技術者、投資家などが集うプラットフォームで、同国の技術を活かした開発・発展を目指しています。
日本企業のQueueは2021年3月、NURISとパートナーシップを締結しました。同社はソフトウェアサービスや独自技術の開発、世界の35以上のスタートアップ・コミュニティと連携し、関連情報を発信するメディアサイト「サンライズ」の運営も行っています
文/編集・dメニューマネー編集部
(2021年7月22日公開記事)
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