あらゆる物の値段が上がり、節約を意識している人もいるだろうが、実はあまり効果がない節約術がある。間違った方法で節約をしていると、逆に損をすることがある。どのような行為を日常的にやっていると、お金が貯まらないのだろうか?
実は間違った節約術
たくさんある節約術のなかには、実はあまり効果がないどころか、かえって損するようなものもある。日頃やっていることがないか確かめておきたい。
使わない電化製品のコンセントを抜いておく
使わない電化製品のコンセントをこまめに抜いても、あまり節約の効果はないかもしれない。
待機電力が気になる人は多いかもしれないが、実は電化製品のコンセントをさしっぱなしにしても電気の使用量はあまり変わらない。
たとえば、オーブントースターの待機電力は0.04W、テレビの待機電力は0.3Wとほとんどが1W以下だ。
テレビのコンセントを抜いても、1ヵ月の電気料金は約6円程度しか変わらず、1年間で考えても70円程度なので節約効果は薄いといえる。
ちなみにテレビのコンセントを抜いてしまうと、その間の番組予約録画ができなくなってしまうので、メーカーもリモコンでの電源オフを推奨している。
トイレのタンクにペットボトルを入れる
トイレのタンクにペットボトルを入れて水道代を節約する方法は、思わぬ出費につながる恐れがある。
水洗トイレは、タンクにたまった水を一気に流して便器をきれいにする。
タンクに水の入ったペットボトルやレンガを入れると、節水にはなるが、流れる水の量が減って排水管に汚れがたまりやすく、詰まりの原因になる。
タンク内の部品がペットボトルやレンガのせいで壊れることもある。
配水管の詰まりやタンクの部品が壊れると修理が必要になるので、思わぬ出費になるだけでなく、トイレが使えず不便な思いをするだろう。
富裕層はやらない!「NGな節約」
円安などの影響で、生活必需品が次々と値上がりし、改めて節約を始めている人も多いのではないだろうか。そこで参考にしたいのが富裕層の行動だ。彼らは節約する部分としない部分を明確に分けている。富裕層がやらないNG節約術には次のようなものがある。
交際費を節約
友人との食事や飲み会など、外食にはどうしても浪費のイメージが付きまとう。
しかし、交際費をあまりにも節約すると人脈が広がらず、結果的には損をするケースも少なくない。
富裕層は、人脈から得られるチャンスをうまく活かし、収入を増やしている。
人脈を広げるための出費なら惜しみなく出す、という人も多く見られる。
付き合う人の選択は必要だが、交際費はよく考えて、将来の必要経費と考えよう。
自己投資を節約
現在の収入に不満があるなら、自分をブラッシュアップして行く必要がある。
自己投資を節約してしまうと、現状維持のまま何も変わらず、資産形成は難しくなるだろう。
収入を増やしていくためには自己投資が必要だ。
富裕層は自己投資の重要性をよく知っている。
交友関係を広げ、将来明確なビジョンを持って新たな勉強を始めるなど、将来に向けての投資には積極的だ。
文/編集・dメニューマネー編集部
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